hyla’s blog

はてなふっかーつ!

ハチを見たくて


 久々に、ハチを見たくなった。

 そこで、まず行ったのがいつも行く里山。ゆっくり山道を歩いて行くと、何故だかやたらにテングチョウを見る。進むにつれて飛び立つテングチョウを蹴散らすようにして歩いて山に入った。山道の端の枯れ木では、こんなものを見た。粘菌の子実体だろう。ムラサキホコリとか、その辺のものかな?


 そのまま薮に入って春に仕掛けた竹筒を見てみたら、こんな感じになっていた。とりあえず細い竹の何本かはハチが使っているようだ。ただし、活動するハチは見えなかった。
 ついでにいつもエントツドロバチが巣をつくるところにも行ってみたけれど、まだ活動していない。この時期山の花はテイカカズラくらいで、その前でじっと眺めてみたけれど、特にハチは見えなかった。
 


 これでは完全に、欲求不満。そこで、そのままとある海岸に行ってみた。その海岸の堤防の内側には松原とお墓に囲まれるように草地がある。そこならハチが活動しているかも。


 じっと見てみると、咲き始めたテリハノイバラに、小さなハキリバチが来ている。それから、ネズミモチも白い花を咲かせていて、そこではニホンミツバチやクマバチ、たくさんのコアオハナムグリにヒオドシチョウまで来ていた。
 

 それから、見ていると日陰に咲き残っていたハマヒルガオにもハナバチが来ていたので、それを少し採って帰った。


 採れたのはこんなもの。これはシロスジコシブトハナバチ?羽も体も傷一つ無く、恐らく出て来たばかりなのだろうけど、とはいえまだ6月の頭なんだけどな。
 

 
 それから、こんなハキリバチも見つけた。驚いた事に、このハチの腹部には、大量のダニがついている。ハキリバチはかゆくなかったのだろうか?ハチは、ダニを自分で落とすことはできないのだろうか?
 ハキリバチは、ハマゴウに来るキヌゲハキリバチ以外は、全くわからない。けれど、ハナバチ図鑑が出たら、これも同定できるのかな。

 


 ハチを見た後、海岸へ下りると、ハマゴウの緑の葉が随分と大きくなってきていた。もう一ヶ月もすれば、ハマゴウが咲き始めるだろう。一ヶ月なんてあっという間だ。ハマゴウが咲き始めるまでに、いま抱えているいろんな事を終わらせて、夏はハマゴウの前でずっとのんびりハチを見続けていたいなあ。