hyla’s blog

はてなふっかーつ!

掘ったら採れすぎ

 連休最後の日に、ワラジムシを探して、こんな海岸へ行った。背後地は魚付き保安林だし、割と海藻もたくさんある。かなり大きな礫の礫海岸だけど、ここにも海岸のワラジムシはいるんかもしれない。
 


 海岸には、砂浜はほとんどない。人の頭よりも大きな石がゴロゴロとしているのだけど、場所によっては少し小さめの砂利もある。大きな石をかき分けて、その下の砂利を掘り出してみた。すると、出るわ出るわ、今までで一番たくさん、小さなワラジムシが出てくる。
 それから石の間からはミミズハゼもたくさん出てくるし、触角の長い黒っぽい大きなハネカクシ(と言っても、5mm弱だけど)も、結構出てくる。こんなハネカクシは、これまで見たことがなかったよなあ。
 

 

 
 と言う事で、ハネカクシ類は採る予定では無かったのだけど、車に積んだままになっていたスコップとトレイを採ってきて、本気で砂利を掘ってみた。
 
 そして、10分ほど待って採れたものを見たら…採れすぎ。もうね、ワラジムシが、それにミミズハゼに細い黄色いジムカデまで。もうやたらにたくさん生き物が入っている。そして、ハネカクシもたくさん、それも数種類採れている。何だよこれ、今までで一番たくさん採れてるよ。これを全部採ると、後がつらいよなあ。でも、とりあえず採らないと、何がいるのかわからないし…。


 と、気乗りがしないままに、採って来たのがこんなもの達。ちっちゃ〜。3mmちょっとのはまあヨシとして、1mmちょっとって、小さすぎだろ。ここまで小さいのって、これまで採ってたかな〜?これは乾燥すると、1mm以下?これって、採ったことがなかったような気がするのだけど…。
 それに、ここでも頭に点のあるハネカクシが山のように採れた。もうこうなると、断言できる。Giulianiumとか言うのは、この辺の海岸では珍しいものではない。既に、これが生息する海岸は4カ所目だもの。


 そして、こちらが肉眼でもはっきりわかった大きなハネカクシ。大きいから、整えるのは楽勝。ただし、この長い触角はちょっと面倒。乾燥する前は4mm以上あったけど、これも潮間帯性のハネカクシだろうか?この海岸にはたくさんいるけれど、他ではあまり見ないハネカクシなような気がする。

 

 
 そして、これは確実に、私は初めて見たハネカクシだ。色合いも他の潮間帯のものに比べて少し赤みが強くて、それに頭部が丸くて大き目で、上羽が極端に小さい。こんな形は、これまで見ていないよな〜。


 そして、このハネカクシは海岸ではなく、海岸に続いている港のわずかな岩場で採集したものだ。ここも、潮が満ちれば、海の中に入ってしまう所で、砂の上の石裏に集まっていたものだ。ひょっとして何かいるかも、と思って石をひっくり返したら案の定赤いこれがいた。こんな所でも、生き物はいるんだね。



 と言う事で、一見しょぼいこの海岸良すぎ。
 2mm以下の生き物は、処理が大変…すぎる(T_T)。