hyla’s blog

はてなふっかーつ!

ワラジムシを探して


 変な海のワラジムシは、他の浜にもいるものかどうか、探しに行ってみた。この浜は、キャンプ場も併設されていて、連休だからキャンプをしている家族が何組も見える。その中を、スコップや虫採り網などを持って、ふらふらと浜辺を歩く。そして、花を眺め岩をひっくり返す。

 怪しいなあ。

 
 けれど、そうやって丁寧に観察していけば、ハマエンドウにはたくさんのニッポンヒゲナガハナバチが来ている。随分素早く飛ぶので、一体どんなハチなのか見極めるのもなかなか難しい。だから、ハチを採っては、ヒゲナガハナバチなら逃がすというキャッチアンドリリースを繰り返した。
 トベラも咲き始めていて、花にはニッポンヒゲナガハナバチや、クマバチも集まっている。トベラはこれからが盛りだ。ハマエンドウが咲いて、トベラも咲いて。それからノイバラも咲き始めているし、テリハナノイバラに、ハマゴウ。海岸で次々と咲く花を追いかけていけば、だいぶんたくさんのハチを見られそうだ。



 その辺のハチを見てから、今度は砂浜の中を探してみた。石の下には、ヒョウタゴミムシダマシに、クロキオビジョウカイモドキ。それにヨツボシホソアリモドキも出始めている。それに、隅の方に集められていたゴミの中には、大型のゴミムシダマシと何故だかカミキリが居た。カミキリはヒメクロトラカミキリかしら。それによくよく見れば、小さなザトウムシがいたから、ヒトハリザトウムシだろう。


 そして、岩礁の石をひっくり返してワラジムシを探したのだけど、結構手こずった。ようよう見つけて、採る前に写真も撮ってみた。トリミングして画質が荒いけど、どうにも小さすぎてコンパクトデジカメでは、これが精一杯。ただし、こういうオレンジっぽい色をしているので、小さくても結構目立つ。
 ハネカクシも見たけど、あまりたくさんはいなくて、下のこれだけだった。



 
 以前にこの浜に来たときには、たくさんの海岸性ハネカクシを採ったのに、今回はほとんど採れなかったのはどうしてだろう。採り方は特に変えていないのにね。