「ビブリア古書堂の事件手帖」
これを読んでみた。
ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: 文庫
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正確には、シリーズの1巻から最新刊の5巻まで、一気に読んだ。何となくタイトルは話題になったので知っていたし、確かドラマにもなったはず。でも、今まで読んだことがなかったのだ。
で、機会があってこの度一気に読んでみたのだけど、読みやすい。1冊1時間。5冊で5時間、放り出したくなることもなく、一気に読める。読んでいる間は、それなりに楽しい。
そもそも、活字の本を読む人は、みんな活字好き。多分私もそこそこ好きな方だから、本についての蘊蓄は、うんうん、そうだよね。とか思いつつあまり把握していない分野の物でもノリはわかる。ついつい共感する。きちんとミステリーとしての筋立ても出来ているし、確かに良くできていると思う。
自分の好みで言えば、主人公大輔くんとと古書店の女主人栞子さんの関係が余りにベタ。それに、栞子さんの人見知りと鈍さは、ちょっとやり過ぎだと思う。そのへんで、一気にライトノベル化するけど、その効果で読者の間口が広がっているのかな?
ただ、一度読めば十分な感じ。手元において何度でも繰り返し読みたい、とか、同じシーンを何度も繰り返し味わいたいといった感はあまりなかった。
とはいえ、ある本について語られると、それが読みたくなるというのは確か。ヤングの「たんぽぽ娘」は、我が家にあったかな〜?