hyla’s blog

はてなふっかーつ!

愛媛へ行く

 仕事で、松山へ行ってきた。JRでの日帰りだから、なかなかハードだ。けれど、よく考えてみると愛媛ってあんまり行った事はなくて、JRの窓から見える景色や、街中を歩きながらの雰囲気はなかなか新鮮だった。


 予讃線に乗って愛媛に向かって、愛媛なんだな〜、と実感したのは川の雰囲気を見て。西条や大洲のあたりで見える川は、先日の雨で増水しているのもあるだろうけど、水量十分で緑の石の上を走る水は渓流という言葉がふさわしい美しさ。山間部ではなく海に近い平野部でも、これほどに綺麗な川がみられるのはほんと羨ましい。特に、西条のあたりで、細い川なんだけど、中にびっしり水草が生えている川があって、ホントに羨ましかった。これほどに綺麗な川がすぐ側にある生活。まさしく「湯水のごとく」に水を使える生活は羨ましいなあ。ついでに、あの水の中に入ったら何が採れるんだろう、とちょっと思った。



 そして、松山について、今度は歩いて目的地へ。すると、途中城山公園というのがあった。いわゆる都市公園だけれども、山があって、山の上にはお城も見える。部分的に掘も残っていて、そこではのんびり亀がひなたぼっこ。そして、そんな公園に見える樹木の立派さよ。手入れはしてあるけれど、栗林公園ほどは作り込んでいなくて、細い道を歩いていると、山の中を歩いている気分になる。背後の山への登り道も見えたけれど、あれを登ったらもっと楽しかっただろう。そんな公園が、街中にどんとあるのって、いいなあ。てか、これが都市という事なんだろう。
 ただ、ちょっと不思議だったのは、その立派な樹木にたくさんヤドリギが見えたこと。緑のまん丸いヤドリギが、至る所に見えた。綺麗に手入れされている公園だから、意図的に残して居るんだろう。けれど、中にはヤドリギのせいで少し勢いが落ちているように見える木もあって、それほどたくさんヤドリギがあることにびっくり。冬になったら、この実を狙って、レンジャク類とかいっぱい観察出来そうだな〜。


 そして、仕事を済ませて帰るときには、もちろんお土産でしょう。愛媛というと、タルトだけど、今回買って帰ったもので一番美味しいと思ったのは、「山田屋まんじゅう」。吉田茂もお気に入りだったというそのまんじゅうは、薄紫のこしあんを固めて、ごく薄い皮で固めてある。これは、お茶菓子にぴったりだね。


 
 と言う事で、それなりには楽しんだけれど、生き物が動く時期も終わろうとしている時期だけに、土日に全く外で遊べなかったのは残念。


 ああ、山へ行きたい…。海へ行きたい…。