hyla’s blog

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「本当の空」を見る

 仕事で福島に来た。

 普段から旅行なんてしないし、東京より向こうはほとんど知らない。なので、仕事とはいえ、知らない街の風物を見るのは何となく楽しい。

 

 福島へは、東京から新幹線で来るのがベーシックな方法らしい。東京駅のホームでは、新幹線「やまびこ」がつぎつぎに出ていたので、適当に来た列車に乗った。時間と共に、東京の街から景色が変わり、田んぼの中に妙に高い木が一列に植わっている農村地帯に入った。大きな農家も高木に囲まれていて、これが空っ風に対応する屋敷林というものか?と考えてみた。

 それからも、丘陵の間の谷筋に沿って田んぼと農家がある景色が続く。それは見ようによってはフランスかどこかの農村地帯にも見えて、手間暇掛けて丁寧に作られた美しい景色だと思った。もし、人がいなくなれば、この景色もすぐに野山に帰ってしまうものだ。



 そして、広い平野を走り続けて、ようやく福島に到着。駅から出て空を見上げたら、こんなだった。


 これが、智恵子にとっての「本当の空」…なんだね。