hyla’s blog

はてなふっかーつ!

フィールドノート

 ここ2.3年、いろんな所に行っては、採集したり確認したりという事をしている。その記録については、備忘録としてブログに書いてみたり、デジカメで撮りまくったりしている。けれど、やっぱりどこで何を見たと言うことは、時間と共に忘れがちになるし、随分久しぶりだけどフィールドノートを使ってみることにした。


 で今回使い始めたのが、これ。

国立科学博物館 ミュージアムショップ/商品詳細 国立科学博物館限定バージョン「科博フィールドノート」

 これの元は、下のコクヨ野帳で、その科学博物館限定バージョンとなっている。
コクヨ 測量野帳スケッチ白上質 40枚×10冊
 

 コクヨ野帳は、大学の野外実習の際に教授に「これを買え」と指定されて使い始め、使ってみると確かに割と良くて、一時期はよく使っていた。罫線を引いたレベルブックと、3mm方眼のスケッチブックがあるけれど、私が好きなのはスケッチブックの方。サイズが小さくて大抵の服のポケットに入るし、硬い表紙が野外で立って書くのにとても良い。


 ただし、これを使わなくなったのは、野外で落としたから。

 
 実は私は、落とし物、無くしものの名人だ。新しいものを見るとすぐにそちらに意識がいってしまい、ふと気がつくと持っていたはずのものがない、という事はざら。でも、これを屋外でやると、まず無くしたものの再発見は不可能なんだよなあ。
 振り返ってみると、これまで野外でも本当にいろんなものを無くした。全く自慢にはならないことながら、ピンセットに、サンプル管、ボールペンに、採集した虫の入った毒瓶を落とした事もあるし、乗ってきた車の鍵を無くしたことさえある。
 つい昨日も河口でハクセンシオマネキを眺めながら写真撮ろうかな、と思ったらデジカメが無かった。つい10分ほど前にも使ったはずなのに…。デジカメ事体はそう高いものではないけれど、ため込んだデータだけはとりかえしが着かない。なので、慌てて必死に歩いたルートをカメラを探しながら往復し、3度目に歩いたときにようやく発見できてほっとした。比較的すぐに気づいた時でも、これ。使っているデジカメはシルバーなので、白っぽい地面に落としたときはとても見つけにくくて、次に買うときには絶対落としたらすぐにわかるようなど派手な色にしようと思った。


 このコクヨ野帳も同様に、屋外で使って落とすと普通のものは表紙が緑なだけに見つけにくい。その点、野外ではあり得ないような派手な色とか、視認しやすい色の方が助かる。と言う点で、科博のオレンジのこの野帳は結構いいなと思う。




 で、今回使い始めたものはたまたま今年の夏に国立科学博物館に行く機会があったので、ミュージアムショップで買ってきたのだけど、使い切ったら次をどうしよう。これは限定版なので、普通のものより随分高くて1冊270円だった。通販もできるけど、送料まで考えると微妙。



 だから、すぐにものをなくす私のような不注意な人向けに、野外で目立つオレンジとか黄色とかの野帳(スケッチブック)をコンスタントに出しててほしいなあ。緑の野帳もとても好きだけど、何せなくすとデータは再現不可能。被害は甚大。
(そもそもなくす方が不注意、ということは置いといて)コクヨさん、お願いだから派手な色の野帳もつくって地方の文具店でも売って下さい!