hyla’s blog

はてなふっかーつ!

浜辺チェック

 雨が降るのかと思っていたら、意外と降らない。いろんな事をやっつけて、それでもまだ降っていなかったので、出かけてみた。出かけたのは、ちょうど12時。ハナバチを観察するには、いささか遅い。けれど、何かは居るだろう。


 そして、いつものハマゴウの浜辺に来てみた。海岸だから風は吹くとは言え、照りつける太陽と湿った空気で、立っているだけでくらくら来る。誰もいない暑い海岸をゆっくりゆっくり歩きながら、何がいるか見て見た。
 さすがにハマゴウの花も終わって種子になっているところもが多いけれど、まだ少し花の残っているところがあって、そんな花にはシロスジフトハナバチが来ていた。あれほどたくさんいたコウベキヌゲはめっきり減ってしまっていて、ごく一部でしか見えない。トモンハナバチもクマバチも、西洋ミツバチも見えなくなってしまった。ただ、シロスジフトハナバチだけはそれなりに居て、次々に花に頭を突っ込んでいた。 
 


 それから、何匹か細長いハチがハマゴウの花に集まっているのが見えたので、1匹捕まえるとこれだった。多分オオモンツチバチの雌だろう。オオモンツチバチは、コガネムシの幼虫に卵を産むのだそうだ。この時期には、砂の上の流木の下には大抵コガネムシの幼虫がいるし、大人の餌になる花もあるから、浜辺にいても不思議はない。


 ここで採った狩り蜂にはこういうのもいて、これは多分キアシハナダカバチモドキだろう。砂浜の上を低く飛んでは何かを探しているようだった。


 それに、大きなツマグロヒョウモンがふらふらと砂の上を飛んでいた。何で砂の上を飛ぶんだ?と思いながら見ていると、砂浜の上に生えているスミレに止まっては飛ぶことを繰り返している。よく見て見ると、スミレの葉の上で腹部を曲げて葉っぱに卵を産んでいるではないか。でも、この暑い時期に、太陽の照り返しのある砂浜のスミレに卵を産んで大丈夫なのか?温度でダメになったりしないんだろうか?




 それから、今度はある川の河口のハマゴウを見に行った。ここも群落そのものは大きいのだけど、花はほとんど終わりに近づいていて、余りハチは見られない。ここでもシロスジフトハナバチと、コウベキヌゲを少しだけ、それにこんなハチを捕まえた。これって、何だろう?特に下の黒い小さなハチは、シルエットが独特。ちょっと寄生蜂にも見える。一応ハマゴウには来ていたのだけど、何だろう?こういうのを見ると、河口と海岸ではまた違った生き物がいるんだなと思う。


 同じ所でハマゴウに来ていたものには、こんなものもいる。またハチと間違えて採ってしまった…けどアブorz。
 しょうがないので、これも同定してみた。小さくて体長5〜6mm。目に縞模様があって、脚の基部は薄茶色。それから、写真では見えないけれど、頭部に目立つ白い点がある。これらの特徴からいくと、シママメヒラタアブっぽい。川の草地に見られるという点でも、シママメなんだけど、ほんと?
 つか、こんなもの同定してどうなるのか、と言う気もしなくはないのだけど…。



 で、結局なんのかんので、昼から4時すぎまでずっと外にいた。暑くて、途中でしんどくなってきてしまい、慌ててコンビニで水分を補給したけれど、やっぱり暑い時期のフィールドワークは3時間くらいまでにしておいた方がよさげ。けれど、歩いているとハチだけでなく、とにかく何かしら新しい発見があって、ついつい時間を忘れるんだよね。
 
 
 今日行った河口では汽水域ではちょうどハマサジが咲いていたし、他にフクドもホソバハマアカザもあって、そういうものを見るだけで楽しい。それからちょうど潮の引いた干潟に開いた穴からは、ハクセンシオマネキが顔を出していた。動くと穴に潜ってしまうけれど、じっと座り込んで彼等が出てくるのを待つのも楽しい。
 
 

 
 それから、尻尾の先が綺麗な青い色の細くて小さなイトトンボをみたけれど、あれはアジアイトトンボだったのか、それともアオモンイトトンボだったのか?
 気になる。

 

 ・・・・・・・。
 また行って、確かめねばなんね〜じゃん。