hyla’s blog

はてなふっかーつ!

ハマゴウの花に来る

 ホントに久しぶりの、本当に休める休日だったので、昼頃までぐだぐだしてみた。ぐだぐだ最高っ!

 んで、お昼の最中には、ハマゴウの海岸へ。この暑い時期の暑い時間に外へ出るのは、馬鹿。とは思ったのだけど、この花の魅力には勝てません。

 
 でも、実際に行ってみると、海から吹く風が気持ち良くて、思ったより暑くない。それでも、こんな時間の海岸には誰もいないので、気兼ねなく思う存分うろうろとハマゴウに来るハチを眺める不審者になれる。

 

 眺めて見ると、先日のコウベキヌゲハキリバチは、お尻を花粉で真っ白にしながら飛び回って花粉と蜜集めに余念がない。でも、奴らは可愛いけど、近づくとすぐに飛んでしまって、写真が上手く撮れない。
 それでも、ハマゴウの中に立って彼等の羽音を聞いていると子供の頃を思い出す。小学校の頃、私はレンゲ畑に寝っ転がってミツバチの羽音を聞くのが大好きだった。ハマゴウを飛び交う蜂の羽音も、聞いていると何だか幸せな気分になってくる。
 
 しばらくそんな羽音を聞いてから、更にうろうろと眺めていくと、コウベキヌゲ以外のハチも何種類か見えた。
 

 アシナガバチの類が2.3種類葉の周りを飛び交っては、狩る虫を探していたし、それからこんなオレンジ色の小さなハチもいて、これはハナバチの仲間かな。腹部のオレンジが綺麗。

 
 

 それから、クマバチも来ていて、大きな体で小さな花に止まるから、止まる度花枝がゆらりと揺れている。でも、よく見ると、彼等はちゃんと花粉を運んでいない。じっと花を見て、花筒に横から穴を開けて直接吻を突っ込んで盗蜜中。もうね、蜜というサービスを受けるなら、ちゃんとお礼もしないとダメじゃないの。でも、この大きな頭では花の中に頭は入らないだろうな〜。




 でも、もっと不届きなのが、これ。鮮やかな黄色の斑紋が目立つこれ(トモンハナバチだそうです)は、ちゃんと花の中に頭を入れて正しく訪花行動をしていたけれど、いきなりこんな事を始めた。

 

 
 きみきみ、蜜を集めている隙に、いきなり背後から交尾ですか?
 そんな、無節操に交尾しなくても…。




 ついつい楽しくて、そんなハチたちをずいぶん長く眺めていた。
 
 

 でも、残念なのは、これらの名前がさっぱりわからない事。超有名なハチならわかるけど、ハチは難しい。図鑑があっても、なかなかわからないものだけど、その図鑑もない。と言うか、古本は高すぎる。
 誰かお願いだから、はやくアナバチとかハナバチとかベッコウバチとかツチバチとか、全部行動生態と共に写真が載っている「蜂類生態図鑑」を作ってくれないかな。