hyla’s blog

はてなふっかーつ!

海へ行く


 いろいろ雑事が溜まっていたので、ぼちぼちとそれらを片付けた。それから仕事をしても良かったのだけど、何となくするのが嫌になって、海へ行くことにした。


 
 少し離れた山に下に広がる海岸は、海岸性のいろんなものがいて、割とお気に入り。行くと、ちょうど引き潮の時間だったので、普段は入れない奥の方の岩礁地帯まで入り込めた。今の時期の海は、プランクトンも多いから海の色が少し緑がかって見えて、一番この時期の海の色が好きだ。それから、アオサやヒジキ、ホンダワラなんかの海藻もたくさん生えていて、なかなか綺麗だ。
 
 

 
 それらを見ながら、一番奥の岩場まで出てみた。岩の表面には、小さなカメノテがたくさんついているのだけど、それをみてると、この岩場の岩石って、結構不思議だなと思った。
 

 岩には規則的な亀裂が入っていて、表面から風化してきているけれど、滑らかになった表面には筋状に浮き上がった線がある。ここだけ硬いんだろうか?なら、ここには別の岩脈でも入っているの?今まであまり岩石なんか気にも留めなかったけれど、よくよく見て見ると、不思議な光景。近くには、安山岩の柱状節理で有名な島があるし、ここもそれに近い地質構造を持っているのかもしれない。でも、岩石とか地質なんて、もうすっかり忘れて仕舞ったんだよね。一度、地学の人に解説でもしてもらいたいな。

 


 しばらくそんな景色を眺めて、今度は生き物探し。ヒザラガイやマツバガイ、小さなタマキビやフジツボはもちろん、石をめくれば、ヒラムシやイソギンチャクに、たくさんのカニがいて、なかなか楽しい。それから、時々めくった石の裏に小さな薄赤い生き物が見えたので、採ってみたらこれだった。

 

 ええと、ハネカクシだよね。イソギンチャクもいるような石の裏にいたから、潮間帯性のハネカクシだろう。よくよく見ると、2mm弱の小さなものと、ちょっとそれよりは大きな3mmほどのものがいるけれど、更によく見ると大きなものは2種類いるようにも見える。こんなものを採っても、わかりもしないのに、相変わらずとってしまう自分は心底バカだなと思う。

 
 それから、同じ石の裏にはこんなももいた。

 これってコツブムシ?何となくカワイイね。
 そういえばこんな石を拾ったのだけど、これはコツブムシに食われた石なんだろうか?


 等脚目といえば、浜辺の枯れ木をひっくり返したときには、ハマダンゴムシとニホンタマワラジムシを山ほどみた。
それから、こんなイモムシもいた。

 コガネムシの幼虫だよね。コガネムシでも、砂浜の砂の中にすんでいるものって、そんなに多くないよね。シロスジコガネやヤマトアオドウガネだったらいいのにね。



 夏になったら、夜の街灯に来る虫を拾いに来よう。
 

 でも、そもそもここって近くに街灯なんかあったけな?