hyla’s blog

はてなふっかーつ!

思い出すもの


 昔、ある怪獣映画をテレビで見た。ほとんど内容は覚えていない。


 ただ「海と大地と太陽のシンフォニーは終わった〜♪」というフレーズが繰り返し歌われて、とにかくそれがとても印象的だった。

 
 それって、どうやらこれだったらしい。


 最初から見ようとしたけど、結局途中で挫折して、最後の歌の所だけを見た。


 恐竜と怪鳥が戦っていて、噴火が起きて地底に落ちていくシーンに、「海と大地と太陽のシンフォニーは終わった〜♪」と歌が繰り返される。このシーンのイメージで、恐竜や巨大鳥が自由に闊歩できた幸せな時代は終わっってしまったんだ、という話だと思っていたけど、でも、どうやらこの映画の恐竜や怪鳥は、悪役ならしい。ウルトラマンのシーゴラスのような話と思っていたのに…。


シーゴラスとシーモンスも、可哀想な怪獣さんで、子供心にもとても印象的で、悲しかった。確か仲良しの夫婦怪獣で、でも攻撃されて、不思議な歌を歌うのだ。それから、怪獣墓場から落ちてきて、夕陽の中で石を蹴りながらとぼとぼ歩いていた怪獣も可哀想だった。墓場なのに、そこに帰りたいくらい地球には居場所がなくて、たった1人でさみしくて切なくて、でも帰る手段がなくて泣いていた怪獣さん。確かウルトラマンが帰してあげたんだっけ…?でも帰ったそこも怪獣墓場なんだよね。


 
 しかし、今考えてみれば、どれも子供向けの特撮にしてはディープな内容だよな…。
 そんなものばかり見てたから、ひねくれてるのか?