hyla’s blog

はてなふっかーつ!

河原でとる


 夕方、先週アリジゴクを採った河原に、アリジゴクを逃がしに出かけた。

 河原に下りて、だいたいこの辺と思われる場所に、砂と一緒にアリジゴクを離してやる。地面に落ちたアリジゴクは、すぐに潜って見えなくなった。これできっと来年の初夏に、ここでまた羽化していくだろう。


 それから、持って来たビニール袋をひろげて、カワラヨモギの花を摘んだ。河原には、たくさんのカワラヨモギが生えていて、ちょうど花の時期を迎えているのだ。
 
 

 カワラヨモギには強い香りがある。ヨモギの匂いに、ローズマリーの匂いを加えたような香りで、何だか薬効がありそうだと思って調べて見ると、やはり茵蔯蒿(いんちんこう)の名前で漢方として利用されているようだ。
 採って特に何かに利用すると言うのではないけれど、部屋においておくのも良いかもしれない、と思ってせっかくだから花を少し採ってみた。


 花を採り終えて、水辺に下りると、ちょうど引き潮。何となくその辺の石を起こして見ると、いくつかの石の下には、小さな小さな虫がいて、一応採って帰った。



 採ったのは、こんなもの。

 これは、ハネカクシ。ウスアカナギサハネカクシなのかな〜?とは思うものの、確証は全くなし。とにかく形から見て、潮間帯ハネカクシであることは間違いないだろう。



 それから、こちらはアリヅカムシ

 

 多分触角に変な突起があるのは雄で、ないのは雌。でもこの2個体は、右はハネカクシと同じ、潮が満ちれば水に沈む石の裏から、左は河原のゴミの中から採ったもの。つまり、全然違う場所で採ったんだけど、これらは同種なのか異種なのか…。一応図鑑は見たけれど、いつものことながら、さっぱりわからなかった。


 まあ、とにかく今年1年は採ると決めたんだから、採る。


 いつかきっと、これらが役に立つ日も来る…と思いたいね。