遂に…
回収してきたFITの虫の整理が終わった。やはり日中は、回収に出る暇はなかった。けれど、どうせこうなると思って、早朝回収してきたのだ。FITを仕掛けた場所は自宅からも近いから、こういう芸当が可能。
でも、朝6時過ぎの山は、意外と新鮮だった。昨日の雨でどこもかしこもじっとり濡れているけれど、ヤブ蚊はぐっと少ない。そして、最近夜間は気温も下がり初めたためか、また一気にキノコが出てきていた。そして、積もった枯れ葉を引っかき回した後が至るところで見られて、山道には恐らくほんのちょっと前にしたばかりと見える新鮮な糞があった。どう見てイノシシの糞。食事をして、山に帰る前に落としていったのだろう。たくさんのハエはいたけれど、糞虫はどうだったのだろう。確認しようかと思いはしたのだけど、時間もなくてそのまま帰った。
そして、仕事が終わってから、ぼちぼちと整理をしてみた。
これが今回の結果。
前回よりも更に少なくて、全部で10匹。いや正確には11匹かな?実はこんなものも入っていたのだ。
全体でも1mm以下で、多分ムクゲキノコムシの一種。ただし、持った瞬間に2つに壊れてしまったので、数に入れるべきか否か微妙なところ。ムクゲキノコムシも久々だ。
けれど、徘徊性のゴミムシ類やオサムシ類を除くと、今回の飛翔性の甲虫はムクゲキノコムシを入れても5匹でしかない。秋になりかけてはいるけれどこの季節、虫はそれほど飛んでいないらしい。入ったのは、7mmくらいのエンマコガネが2匹。それにテントウダマシとツブノミハムシの1種だ。
と言う事は、驚くべきことに、ハネカクシが1匹も入ってないということだ!冬から春にかけては、とにかくハネカクシばっかりだった。夏の初めにもまだ結構いたけどだんだんと減って、最近は特に少なくなったなあ、と思ってはいたけれど0匹になるとは…。
真夏の暑い頃ではなく、今の時期に0になるのは何でなのだろう。菌類はたくさんあるし、夏の間はほとんど見なかったアザミウマやトビムシも再びたくさん入り始めている。餌になりそうなものは真夏より多いような気もするのだけど…。
まあ、きっとまた、気温が下がったら入ってくるのだろう。再び増え出すのはいつからなのだろう?
その日が来るのが楽しみ…、ではなくて恐ろしかったりして。
秋は、忙しいんだよね〜。