掃除をしていたら、廊下の隅にこんなものが落ちていた。
ええと、トモエガ?
羽を閉じて止まったままだと、名前の元になった巴紋が目立って、ちょうど蛇の頭部のように見える。ところがひっくり返すと鮮やかな赤が目に立つ。この模様の意義は、やっぱり蛇のまねっこをして捕食者を驚かせることなんだろうな。
でも、調べて見ると、昔トモエガと呼ばれていた蛾は、最近はオスグロトモエとハグルマトモエに分けられているらしい。じゃあ、これどっちなんだろう?
こんな時、蛾類標準図鑑が欲しくなる。
図鑑があったところで種名がわかるとは限らず、種名がわかったところで何のメリットもないのに、それはよくわかっているのに…。