hyla’s blog

はてなふっかーつ!

今週のまとめ


今週のものを整理したら、こんな感じになった。
 


 一枚目が月曜日に回収したもので、二枚目が後半で木曜日のもの。

 どちらも、それほどたくさんは入っていない。オサムシやシデムシ、それにセンチコガネにゴミムシとコメツキ。オサムシやシデムシ、ゴミムシ類は餌を探す中で入り込んできたのだろうけど、何度液を綺麗に入れ替えても、やっぱり入るのは入る。1匹でもFITに入った虫がいたら、その匂いでやってくるのだろうか。FITの下の液には腐敗防止に酢酸を加えているけれど、地面に置く丸山式ではオサムシ類が入ってしまうことは防げないようだ。

 
 そして、写真ではほぼゴミ、もしくは認識すらできない小さなもの達はこんな感じのものが入っている。

 

 まずは、これ。ゾウムシの仲間だよね。極端に小さくはない、5mmほどのもの。ゾウムシは久々という気がする。よく見ると表面の白っぽい模様は、白い鱗のようなもので描かれているようだけど、なぜ鱗を持つのだろう。それから、最初は吻をきっちり折りたたんでいて、これを伸ばすのに四苦八苦した。脚もカッチカチで、伸ばすに伸ばせない。酢酸に入っていたからこうなったのか、それともゾウムシだからなのか。いずれにせよ、あんまり脚は伸びていないけれど、これが拡げられる限界だった。


 それからこちらは、多分マルタマキノコムシモドキ科。これもまあ1mmという小ささで、脚を整えるのはほぼ不可能に近い。これも丸まってしまっていて、伸ばそうとしたら壊しかけたので、そっとしておいた。


 そして、ハネカクシ類は以下の2匹。

 


 どちらも2mm以下という悲しいサイズ。でもより難しいのは、1枚目のヒゲブトハネカクシ?の方。何てったって、とにかく小さく柔らかいものだから、ピンセットで扱っているうちに壊しそうになる。そして、四苦八苦して整えたのに、乾くにつれて体が丸まってゆがんでしまうし、どうすればこういうのを綺麗に処理できるんだろう?ちなみに、これは先週入ったハネカクシと同じような気がする。

 そういう点では、2枚目のアリヅカムシはまだ楽。体が硬いので、小さいとはいえ整えやすいし、形が綺麗でやりがいがある。いつも思うんだけど、アリヅカムシの特に前肢の格好って、まるで踊っているような形で面白い。



 これら全部で、今週は合計16個体が採集できた。

 でも、その内訳を見てみると感慨深い。だって、ハネカクシ類が2匹!冬からずっと、とにかくハネカクシ類にはどれほど時間を費やしたことか。それも、2mmサイズのものとかが一気に入っては泣かされた。そして、ハネカクシ類ばっかり採れる冬から、山ほど採れる春になって、そして今週は2匹。何だか、すごい変わったよねえ。



 そして、これを回収しに行った時に見た空は、暑くはあっても雲の様子はすっかり秋だった。


 そうなると、ついつい
  秋になると、採れるものは増えるの?減るの?
  ハネカクシ類は増えるの?減るの?
  また新たに入ってくる、秋にだけ活動するものはいるの?


 とか考えてしまうので、止めるに止められない。
 
 答えは、やってみるより他ない…。