雨なので…

ペルセウス流星群の観察をするはずだったのだけど、昼頃から曇って雷が鳴り、夕方には雨まで降る始末。夜の間の雲の動きの予想を見てもあまり晴れそうになく、観察会は中止となった。まあ、お天気ばかりはしょうがない。

　けれど、今年の夏は例年に比べて雨が多い。ここ１０年くらいは、梅雨が終わると全く雨が降らなくなり、８月にはまるで乾燥地帯のような熱く乾いた風が吹くだけだった。竹すらも落葉して、道ばたの雑草が立ち枯れて、照葉樹林帯というより雨緑樹林か硬葉樹林の雰囲気になる。そして、約４０日の夏の乾燥を経て９月に入ると、ようやく雨が時折降りはじめるのが、この辺の雨の降り方だった。少なくともここ１０年は。

　ところが今年は、７月にも台風のはぐれ雲が一度雨をくれた。それから８月になっても、昨日の夜中に雷と共に雨があったし、今日も雨。夏なのに、１０日に一度は雨が降っている。ずっと昔を思い出して見ると、昔の夏はこんな風に雨が降っていて、ずっと蒸し蒸しするのが夏だった。
　と言う事は、１０年で見れば今年の夏は異常。２０年でみれば、これこそが普通。なら、今年の雨は、普通と言うのか、異常と言うのか、どっちだろう。

　まあ、この分では、山の植物も喜んでいるだろう。そして、今年も去年に続いて、山の植物の実りがまずまずになるんじゃないだろうか。そしたら今年も、平地に下りてくるツグミの数が減るんじゃないかな〜。

　そして、ＦＩＴに入る虫の数も、今週はまずまずになるのかな〜。