hyla’s blog

はてなふっかーつ!

炎天下

 今日の最高気温も、35℃を超えていたらしい。私が山を歩いてた時が、多分一番暑い頃だったのだろう。さすがに山の中でも暑かった。これまでは山に入るとむっとするくらい湿気ていたのに、この暑さであっという間にからからに乾いて、ひたすらに暑い。だから、水のある場所を見つけると、ほっとする。


 山の入り口には、湧き水で常に水の涸れない小さな溜まりがある。ほんの1mほどの水たまりだけれど、そこには様々なカエルがやってくる場所で、今日そこに近寄るとぴょんと動いたものがいて、トノサマガエルだった。大きさから、まだ大人になっていなくて、この乾きに水を求めて来ていたのだろう。よくよく見ると、水溜まりのむこうにも、それから自分の足下にもじっと動かず隠れていた。


 昔から、アマガエルより、ツチガエルより、トノサマガエルは立派で良いカエルだったけれど、もともと少なかった。それが、この暑さや環境の変化で、我が家の回りにはもう見られない。この辺でもコロコロコロと鳴く声は聞いていたけれど、こうやって繁殖しているのを見ると嬉しい。
 立ち上がって歩き出すと、今度は1mほど離れたところから、長いものが動き出して山へ入っていった。カエルがいるから、蛇も来る。どうやら、シマヘビだったようだ。びっくり〜。


 

 
 いつも見るキノコの木では、またこんな小さなキノコが皮を破って出てきていた。本当はもっと大きくなるものだと思うけれど、急に乾燥したしこれ以上大きくなれないのかもしれない。小さいキノコの集まりは、どう見てもイメージはムーミンのニョロニョロ。
 それから、上の方に生えているキクラゲも乾燥しかかっていたけれど、中には右の写真のように繊維状に変質してしまっているところもある。中を覗くと、甲虫の幼虫と思われるものがいて、キノコを食べる虫さんなのだろう。キクラゲをこんな風に食べるとは驚き。

 

 
 それから下の方には、こんなものもいた。これは、キマワリなんだろうか?

 



 FITを見て見ると、さすがに2日間だから、あまり入っていない。けれど、またオサムシと、中くらいのコメツキ、それにこんなものまで入っていた。

 


 ウスバカゲロウ。アリジゴクの成長したもの。これは、ちゃんと繁殖できたのだろうか?必要ないものをこうやってとってしまうのは、本当に申し訳なくなる。




 

 帰り道、地面に置いたままになっているハチタケを見ると、すっかり干からびていた。これでは胞子は出せなかったのではないだろうか。



 けれど、一気に乾燥したからこそ、胞子を出し始めたものもいる。これは、サビムラサキホコリなのかな?とにかく粘菌の子実体。

 


 さすがに暑かったけれど、部屋に帰って、一気に飲んだ水は本当に美味しかった。


 満足なり。