hyla’s blog

はてなふっかーつ!

のんびり回収


 仕事がようやく一段落して、細々したいろんな事をやる余裕が出てきた。先週は特にひどかっただけに、こののんびり感はものすごく嬉しい。


 

 で、今日は日中空いた時間に虫を回収してきた。本当は日曜日に一度回収しようと思ったのだけど、気力がなく今日までずるずる。木曜日まで待つことのできるけれど、まあ少しでも整理をしておきたい。


 午後12時の炎天下、長袖に帽子、首には手拭いという重装備で山に入った。いつもは6時過ぎに来ていたけれど、日中に来ると、また違ったものが見られる。樹液に集まるカナブンなんかは見られない。代わりに活発に活動するハチに驚かされる。ある所では、ちょうどハチの通り道に立ったためだろう。スズメバチがこっちに向いて直進してくるものだから、それにはさすがに焦った。けれど、ヤブ蚊はいつもに比べてぐっと少ない。どれだけ防虫剤を吹いても服の上からでも血を吸うしつこいヤブ蚊がそれほどいないという事は、実に快適。更に、日の当たるところはむっとしているけれど、日陰では涼しい風が吹き抜ける。それは、なかなか楽しい。




 で、いつものように回収して、それを整理してみる。



 今回目についたのは、とにかくオサムシ


 とりあえずオサムシとしかわからないけれど、真っ黒のものと赤みがかったものがいるから、これらは多分違うものだろう。けれど、どうしてこんなに入るかな〜。オサムシは多分マニアな人もいるのだろうけど、どちらかというと有り難くない。格好は良いけど、大きすぎる。こんなものがたくさん入ると、すぐにドイツ箱が一杯になるではないか。もっと小さいものが有り難い。



 が、小さいと言っても、これらは小さすぎ。




 2mmのヒメホソカタムシ?に、1mmちょっとのアリヅカムシに、1mmのムクゲキノコムシにコケムシ。いつもの極小仲間達。これに加えて、1mmのヒメキノコムシとかも入っていて、もうもうもうもうホントにご勘弁。



 そんな中で、これはほどほどの大きさで、いいなと思った。

 コガネムシ科だから、体もしっかりしていて展足もしやすい。よく見ると黒い羽の上に点がいくつか見えるので、こんな特徴があれば名前もわかるかな?と調べて見た。1cm強でコガネムシ科で点があるのは、ジュウシチホシハナムグリだったけれど、何だか点の配置が図鑑とは違うような気もするので、全然違うかも…。けれどきっとこの辺は、コガネムシ屋さんに見てもらえれば、一瞬で何か決めてくれるだろう。



 そんな相変わらずわからないものばかりを相手にしているなかで、これだけは多分間違いなくクロヒラタケシキスイと思う。ちなみにこれはFITではなくて、枯れ木についた粘菌の胞子を食べていたもの。後先考えずに、つい採ってしまったけど、これをどうしよう。それでなくても、ドイツ箱は足りなくなりつつあるのに…orz。



 でも、このくらいの大きさで、堅めで展足もしやすくて、かつこれくらいわかりやすい虫さんだと楽だな〜。
 
 
 神様、願わくばこういうのを入れてくださいませ…。