充実の一日
休みだしあれもこれも…、とやったらとても充実した一日(よく言えば)。
朝はまず月一回のライセンサスで2時間ほどかけて海まで鳥を数えつつ歩き、それから山へ行ってFITの様子を見てきた。とにかくあのゴミムシ地獄だけは嫌なのよ。だから昨日の雨で酢酸が薄まってないかどうかチェックなのである。
そして、それが終わると今度はシャワーを浴びて着替えて、高松でちょっとお茶など頂いて、帰りに図書館によって、それから買い物して戻った。
そして、夜になって、今日採ったものをぼちぼちと整理してみる。
ラインセンサスついでに海岸で採ったのがこれ。
ハネカクシの一種と、アリモドキの一種と、ミズギワゴミムシの一種。
先日の雨で、たくさん流されてきたアシなんかの残骸が海藻と一緒になってゴミの筋となっているけれど、それをひっくり返して採れたものばかりだ。同じ海岸には、5月には山ほどハネカクシがいたのに、今回はたった1匹。それも5月に採れたのとは全く違う、実にゴキブリチックなハネカクシが採れただけだ。山のFITもそうだけれど、ハネカクシというのは、4月から5月には山ほどいるけれど、夏にはあまり発生しないものみたいだ。
それから、今回たくさんいたのがアリモドキ。これは3mmちょっとと大型だし、羽の点が白っぽい色で、ウスモンホソアリモドキかもしれないけど、やっぱりヨツボシホソアリモドキ?それから、ミズギワゴミムシは、いつものトビイロミズギワゴミムシと思ってるものかな〜?でも、本当はウスイロコミズギワゴミムシかもしれない。う〜ん、難しいもんだ。
山では、たくさんあったキノコの中に、こんなものがいた。
黒地に赤い点という、えらくど派手なテントウ虫カラーだけど、ヨツボシテントウダマシらしい。テントウ虫の真似っこをして捕食者を避けるベイツ型擬態なんだろうか?
それから、これは採らなかったけど、地味で結構大きなこんなカミキリをたくさん見た。これは何だろう?と思ったら、ヒメヒゲナガカミキリと教わった。
それに、マメコガネのトンデモ交尾も見たし、モチツツジではカシルリオトシブミの仲間が葉っぱを食べていたし、エントツドロバチの母さんは、雨で壊れたエントツをまた一生懸命に直していた。
明日も、山へ行きたいよ〜。