hyla’s blog

はてなふっかーつ!

本日の成果

 昨日回収したものの整理完了。
 雨で溢れた水で、虫が流されているかもしれない心配したけれど、思ったほどではない。いつもとそれほど変わらない感じで、つまりは相変わらずわからないものがどんどん出現している。


 例えばこれ。これは、コメツキムシの一種で、良いのだろうか?何だか妙に細長くて、脚が短い。頑張ってみたけれど、クビは動かず、頭をきちんと出すことができなかった。
 

 
 
 それから、こんな感じの印象的なゾウムシも入っていた。茶色一色で地味なんだけど、目の付き方が鼻先に点々と、異常に目立つ。ゾウムシはゾウムシ科しか知らなかったのだけど、実は幅広くゾウムシと呼ばれるものは、チョッキリなんかも入れると科だけでも6つもある。マメゾウムシ科、ヒゲナガゾウムシ科、オトシブミ科、ミツギリゾウムシ科、ホソクチゾウムシ科、オサゾウムシ科って、素人的にはそんなに区別して欲しくなかった。
 で、科レベルだけでも落とし込みたいけれど、これはさて何科か?相変わらず、絵合わせしかしてないのだけど、キクイゾウムシというものの仲間のように見えなくもないので、するとゾウムシ科で良いのかな〜?


 
 そして、こちらも何だかちょっと印象がいつもと違う虫。こういう小さな丸い虫では、ケシガムシの類が山ほど入っているのだけど、これはケシガムシではない、…と思う。タマキノコムシ…なのか?何だかちょっと違うような気もするし…、とりあえずはわからない。何だろう?


 
 で、こっちはムクゲキノコムシだろう。これらは、少なくとも科だけはすぐわかるという有り難い虫さんだ。でも、特に小さな方は、初めて見たような気がする。大きさ0.5mmはやっぱり小さいよね〜。


 

 そして、相変わらず小さな小さなハネカクシの類が入ってくる。これらの1mmちょっとのハネカクシは、いつもハネカクシなんだか、アリヅカムシ何だか考え込んでしまう。如何にもアリヅカムシといった圧縮されたような形の腹部だとわかりやすいけれど、こういうタイプは素人には難しい。これは触角の先が球状だし、頭の形的にもアリヅカムシだとは思うのだけど、アリヅカムシハネカクシの境はどこにあるのだろう?
 でも、ちょっと良いことを知った。保育社の図鑑では、アリヅカムシというのはアリヅカムシ科になっているけど、今はハネカクシ科のアリヅカムシ亜科という扱いらしい。なら、科で分けるならこれらは全部ハネカクシ科で良いんだ!なんて素晴らしい!



 そして、膨大な種を含むハネカクシの中で、今回印象的だったのがこれ。
 頭がでっかい。そして、身体に対して妙に脚が貧弱。何より、ほとんど目がない!いや、よくよく見るとあるのはある。けれど、小さくて側面よりについているし頭部が黒っぽいもんだから、ほとんど目立たない。こんなに小さな目では、ちゃんと見ることはできるのだろうか?一体どんな所にいて、何を食べているからこんな姿をしているんだろう。



 

 と言う事で、他にもいろいろ入っていて、今回の雨は何とか乗り越える事ができたけれど、数多すぎ。
 

 
 

 完全な夏になったら、いったいどうなることやら…。