hyla’s blog

はてなふっかーつ!

行ったよ!

 今年は、いつになく6月だのに台風が多い。

 梅雨らしいしとしと雨でなくて、どーっと降る雨は大変困るのである。山に仕掛けているFITには屋根があるけれど、あんまり雨が降ると水が増えすぎて溢れる危険性がある。そりゃ、雨が降る度に回収すれば良いようなものだけど、そんなに頻繁には行けないっての。
 今週は火曜日に、台風で雨が一日降った。そして、今日も朝からばたばたと音立てて大粒の雨が降る。これは、ヤバイかもしれない。気になって、雨でも回収には行かなければと思っているのに、夕方に会議が三連続。終わった頃には6時を過ぎ、また雨が激しく降ってきた。さすがにこの時間に大粒の雨の中は、できれば行きたくない。けど、今夜は一晩中降るというし、明日まで待つと水が溢れるかも。雨だけど、行くんだ!行くしかないんだ!


 覚悟を決めて車に乗った。山へ行く途中にある川の水は、台風と今日の雨で増水して、茶色く濁って川幅一杯に流れている。更に、車を止めたところにある小さな川も濁った水が勢いよく流れている。ここは普段は澄んだ水がちょろちょろ流れる程度なのだ。それが音立てて流れている。


 
  


 もったいない…。
 
 こういうのは、やっぱりもったいない。せっかくの水が無駄に流れていくなんて。この水と、このエネルギーがもったいない。

 と思ってしまうのは、やはり香川県人だからだろうか。
 

 

 けれどそんな感慨にふけってる暇はないのだ。急がねば…。
 

 山道は、流れてくる水で、深く溝ができているし、水を含んだ木が低く垂れ込めて道をふさいでいる。そんな山道を、滑らないように足下に気をつけつつ、身をかがめながらすり抜けて歩いた。




 薮につくと、薮の中は只でさえ薄暗いのに、夕方でしかも雨となれば本当に暗くてよく見えない。FITに近づいてみると、激しい雨だったけれど、風がないのが幸いして、何とか仕掛けは無事のようだった。けれど、水は容器のほぼすれすれまで来ていて、少しは溢れたのかもしれない。ちょっとでも傾けるとこぼれる水を、網に移すのは難しい。さしていた傘を置いて、雨に濡れながら回収した。でも、採れてるのは、普通種ばっかりなんだろうなあ。 


 いつもは回収した後はちょっとだけはうろうろしてみるのだけど、さすがに今日は雨がひどすぎてそんなの不可能。何も採らずにそのまま帰った。
 


 帰り道、道ばたに積まれた枯れた草の表面には白いものが点々とあって、見ると小さな小さなキノコだった。温度が十分あるのに、湿度も高くなったから、一気に菌類が動いているんだろう。

 



 てことは、これからキノコムシ系がまた一気に増える…のか?


 ε-(ーдー)ハァ…