hyla’s blog

はてなふっかーつ!

あれこれ

昼前から、ため池に出かけた。


 胴長をはいて、水の中にはいりひたすらうろうろしては、活動している人達の写真をとる。ついでに、水の中の生き物の写真もとってみる。そんな事をやっていると、それはそれで楽しい。ショウブの花を眺め、葉についたヤゴの抜け殻を眺め、交尾するイトトンボを見る。


 
 だけど、そんな事をひたすらやっていると、さすがにくたびれる。水から上がるとへろへろ。そして、つかった水網や胴長を片付け終えた頃には、脚は痛いし、お腹は空くし…。



 が、本日は木曜日。FITの虫を回収に行かねばならぬのだ。そのままかえって寝たいと思いつつ、それでも山に行った。

 夕暮れて、少し雨まで落ちてきたけれど、山に入るところでは、いきなりオオヒラタシデムシが迎えてくれる。先日もこれの幼虫を何匹か見たから、今日成虫が出てもおかしくはない。それから、ナガ?ヒョウタンゴミムシがいたので拾ってみると、既に死んでいたので、それもとりあえず拾っておいた。
 それから、藪の手前では相変わらずセンチコガネが歩いていて、危うく踏みつけてしまいそうになった。


 藪に入ってFITをみたら、一昨日のあの激しい雨も、そう影響は無かったようだ。こんなちゃちな、と言ってもいいようなセットでもう半年近くこの場所でFITは稼働しているだから優秀優秀。虫の方は、一見しただけでは、思ったほどは入っていなかった。けれど、ある意味その方が有り難いよな、と思いつつさっさと回収して来た道を引き返した。


 薄暗い藪の中では、白い花が目立つ。ウツギはもう終わってしまって、テイカカズラや白と黄色のスイカズラが目立つ。どちらも、甘い香りを漂わせていて、夜山へくればこれらの花を訪れる蛾が見られるのだろう。


 そして、更に数歩歩いたところで、こんなものを見た。


 

 久々に見たヘビトンボ。ヤマトクロスジヘビトンボというものかな?
 マクロで何枚も写真を撮る間、全く動かなくて有り難い限り。この何ともまじめくさった大きな目と、かさかさした不思議な羽で、不思議な魅力がある。一応採ろうかと思ったけれど、そっと手を近づけても全く動かないし、何だか可愛そうでもったいなくて、結局眺めるだけ眺めてそのままにした。

 
 そして最後に、野イチゴと、熟した黒い桑の実を摘んでかえった。



 疲れたけど、終わりよければ全て良し、ということかな…。