hyla’s blog

はてなふっかーつ!

やっとできたけど


やっと、先週の虫をチェックしてみた。(すいません虫ネタ続きで)


 今回はまず、ヤマトデオキノコムシが6.7匹いて、それから薄茶色の小さなコガネムシ類に、センチコガネといったところは先週と同じ。それから、小さなケシキスイと思われるようなものもやっぱり入っている。


 それから、これはヒメクロオトシブミかな〜?


 そして、今週初めて入っきたのも結構ある。

例えばこれ。結構大きいけど、これまた特徴のない感じがやっかいな…。図鑑だけから見ると、ナガクチキの仲間かな?とは思うのだけど、ナガクチキって実は実物をそれと知って見たことがないので、全然自信はない。


 それにこの下の大きい黒い虫はハナノミということ。


 そして、これはきっと一見カミキリっぽいけど、多分ハムシの仲間…?と思ったら、キバネニセハムハナカミキリなんだそうだ。また騙されたorz。


 それから、これはグループはわかるけど、種は絶対無理だろうと思われるコメツキの仲間2種。と思ったら、コメツキとコメツキダマシと教えてもらった。全くコメツキムシが、こんなにわからないものとは、初めて知った。もうコメツキまで判明すればそれで十分さ。(←投げやり)

  


 でもって、これも見れば見るほどわからなくなる、ホソカタムシ?の一種なのか…。
 茶色の身体に白いまばらな太い毛が生えていて、独特の妙ちきりんな先に行くほど太くなる変な毛が、ホソカタムシ的と思うのだけど、にしてはこの大きさとプロポーションに該当するものはなし。ホソカタムシではないの?
 と思ったら、後日、カクホソカタムシ類と判明。これまた、大間違いだったんだ〜。(泣)


 
 そして、今回もハネカクシ多し。
 もう全くね、こらえて欲しい、小さな小さなハネカクシが一杯。

 これなんかは、まだ小さいなりに許す。頸が妙に細くて、こけしみたいな形が面白いし色も綺麗。こないだのヘビケラ的ハネカクシの一種かな。
 


 これもまだ良いだろう。小さいけど、模様があってそこは綺麗。特に左のは模様の具合から、ひょっとしたらクロゲヒメキノコハネカクシというものかもしれないと思えるのが素晴らしい。多分だけど、右のも同じヒメキノコハネカクシの仲間かな。
 
  


 けど下のこれが、前にもこれは入ってきていたけど、ここに来てこれが増加中。この黒い小さなハネカクシは、これがまた本気に小さい上に、乾燥するとよく縮むんだな。そして、こんな感じになる。(注 これは同じ個体を撮ったものです。)

   

 これは、ハネカクシでも多分ヒゲブトハネカクシいうグループで、web上に「ヒゲブトハネカクシのデータベース」というものがあり、綺麗な写真もあったのでつらつら見ていったところ、「Hypocyphtini族」なるものの仲間な気がする。こんなものがあるくらいだから、こういうのもプロな方がみれば一瞬で名前はわかるんだろうし、私には同じように見えても、ひょっとしたら複数のものが含まれている場合だってあるだろう。
 一部の個体だけ回収するんじゃなく全部採っていれば、それを標本にしておけば、いつかは知らないけどプロな方に見てもらえるような機会があったとき、そういうのが明確になる。そして、発生消長のデータなんかも得られる。(そのデータにどれほどの価値があるかはしらないけど。)
 ので、きっと多分、こうして採ってることに意義はあるんだ。必ずあるはず…なんだけどね。


 けどね、こんなサイズの、それも同じようなものをたくさんちまちま処理してると、なんだか時々とっても悲しい気分になるのであります。ホント、何やってだろね、自分。
 

 そして、やっと終わったと思ったら、もう次の木曜日がやってくる…orz。