hyla’s blog

はてなふっかーつ!

浜辺の成果

 土日に、浜辺で採った小さな虫たちをチェックしてみた。


 まず、目立って大きかったのは、これ。


 おおかた2cm近くもあって、柔らかいから多分ジョウカイボンというものの仲間かな?と思う。けれど、大きさは大きいのに、うまく当てはまるものが見つけられなかった。海藻の塊をはぐったらいたので、捕食性の生き物かな〜?

 
 それから、腐った海藻の中にいた丸っこい系の虫たちがこれ。(ほとんど3〜4mm)

  

 
 種類は意識せずとにかく丸っこいものを採ったのだけど、ケシガムシの類とか、コガネムシ系とかを採っているようだ。(と書いたけど、間違ってかもしれない。)これらも自力ではまず同定不可能だろうけど、いつか専門家に見てもらう事ができるかもしれないので、とりあえず採るだけは採っている。
 ちなみに左の写真上の横向きのものは多分ホソカタムシ?浜辺の朽ち木を崩した時に捕まえたものと思うので、同じ浜の生き物だけど、浜辺も生き物とはちょっと違うと思う。それに、薄黄色のケシキスイ?的なものも、海藻で採ったのか、朽ち木で採ったのか、よくはわからない。そういうのは本当は区別して採るべきなんだろうけど、1本しか毒瓶を持って行ってなかったのだ。ダメダメですな。今度からは、何か適当な容器をもう少しもっていってみよう。



 そして、やっぱり今回もたくさん種類がいたのは、ハネカクシ類。大きなものから小さなものまで、いろんな所にいる。そして、肉眼では形なんぞよくわからないので、とにかく適当にとってみたら、こんな感じだった。


 一番大きな2種はのせていないけれど、大きなものも小さなものも大半が真っ黒。微妙に形が違うので、別種だろうけど、これでも種がわかる専門家はとはすごいものだ。その中で、1匹だけ採れた薄茶色のものは、形もちょっと違っている。ハネカクシ以外でもそうだけど、浜辺には黒いものが多いというのは、これは何か意味のあることなんだろうか?


 
 そして、もっと茶色くて、もっと変で印象的なものがこちら。

    


 これは…ハネカクシ
 妙に平べったいし、全体のシルエットがどうも変なバランス。そして、口元も何だか妙な構造だし、特に目が変。ほとんど無いようにも見える、妙に小さな目だ。この茶色は、海岸の石をひっくり返した時に採ったような気がするので、これがウミハネカクシというものかもしれない。
 

 小さなものでも、ゴミと思えても、とにかく採っておけば怪しい生き物が山ほどいる。
 けど、小さいものは、ほんと注意しないと危ない。

 
 実は、上のウミハネカクシ?を、私は一度ゴミ箱に放りこんでしまったのだな〜。
 変な奴だから最後に見ようとと思いつつ時計皿に残していたのに、それを忘れて何気なく時計皿の中身をゴミ箱に…。

 
 やった瞬間気がついた。
 え?まてよ?今自分何をした?ひょっとして、ゴミ箱に捨てた?まじ〜?

 
 でも、諦めてたね。このサイズの虫を、ゴミ箱のゴミの中から再発見なんて無理。でも、初めて見るものだったし、変な形だったので諦めきれず、ゴミが落ちたと思しき所を探してみれば、これが見つかったのだ。おそるおそるピンセット取り出し、ゴミでありませんように、と祈りながら見たらこれだった。確認できたときには、いやはやほっとしたね。


 ゴミの入ったゴミ箱の中にこのサイズの虫って、よくも見つかったものだ。しかもこれは1匹しか採れなかったもの。
 これがゴミ箱から見つけられるなんて、私は本当にラッキーな人間なんだということにしておこう。
 (虫をゴミ箱に捨てるボケ、とは突っ込まない…。)