hyla’s blog

はてなふっかーつ!

ホソヒョウタンゴミムシ

 昨日FITの虫を回収する際に、道ばたでこれを採っていた。


 



 で、この大きめの黒い奴は何なのか?拾った際には、チビクワガタ?と思って拾ったものだけど、確認もせずそのまま今日まで毒瓶に入れっぱなしだったのだ。
 
 引っ張り出してみると、クワガタにしては、触角が変。頭部には複雑な流線上のへこみがあって、何より胸部と腹部の間がくびれている。これはクワガタではない。なら、ゴミムシか?と思って図鑑を開いてみると、ヒョウタンゴミムシの類らしい。


 ざっと見て、ホソヒョウタンゴミムシか、ナガヒョウタンゴミムシ。この2種の明確な違いは、中頸節の外側に毛が2本ならホソで1本ならナガなのだそうだ。
 でも、中頸節って、どこだっけ?頸節はふ節の上。中と言うくらいだから、真ん中の脚のことだろう。
 実体顕微鏡で見てみると、脚の先には確かに毛があって、毛は2本と思う。


 と言う事で、多分これはホソヒョウタンゴミムシというもの。「里山のゴミムシ」のデータベースにも出てたから、里山の生き物なんだろう。確かにあそこは里山だね。


 すごいね。ゴミムシなのに、名前がわかるのがいた。
 
 
 そして、採っておいてよかったなあ〜。こういうのは、捕まえようと思って行っても、捕まらない事の方が多いんじゃないか。巡り会いは、ひとえに偶然なのだ。やはり、あれ?と思えば採っておくべきなのだ。



 次いで、続いて昨日気になったハネカクシの口元の牙をよく見てみた。そもそも4mm無い個体の、しかも牙を開くって、結構難しい。必死にやってたら、頸折れちゃったorz。だってさ、頸細いし…。



 
 でも、開いてみると、確かに牙は同じ形。これがFITで採ったヘビケラという確率はかなり高いだろう。


 そして、FITの虫のソーティングは、何とか今日終わらせることができたけど、写真を採る時間はなし。
 
 

 来週中にやるっ、てことで、本日はこれにて。