終わったー!
終わった。終わった。終わったんだよー。観察会が終わったんだよーーー。ああ、嬉しい。
昼から出かけ、説明し、採集してもらい、結果を発表してもらい、まとめる。たったそれだけの事なんだけど、結構プレッシャーだったんだわ。でも、もう終わったの。嬉しい…。
そして、おもむろに実体顕微鏡を眺めて見る。
というのも、カニを求めてスコップで石混じりの砂浜を掘る若者の傍で成果を見ていたときに、ふと気がついたのだ。潮の引いた波打ち際の石をひっくり返した後、時々だけど溜まった水の表面に小さなものが浮いている。小さなものは黒くて動いていて、これもハネカクシ?なら、一応は海岸の昆虫と言う事で、採っておくべき…?
で、小さな小さなそれを、何とかピンセットですくい取っていくつか採ってみた。小さすぎてよくわからないけれど、1種類ではないような感じがしたので、ちょっとわくわくしながら覗いてみた。
そしたらこんなのがいた。下の黒いのは山ほどいたけれど、上の2種はそれぞれ1匹だけしか入ってなかった。もう2.3匹いたのではないかと思うのだけどあ、採ろうとしているうちに逃げられてしまったようだ。
一番上の変な形は、これは間違いなくアリヅカムシというものだろう。もう少し拡大してみると、こんな感じになる。ほんと、変な形。
アリヅカムシは間違いないと思うけど、これ何だろ。ちょっと知りたいけど、無理だな〜。
それから茶色のこれは、ハネカクシだもんね、わかる方がおかしい。と言う事で相変わらずのハネカクシの一種。
と言う事で、苦労はしたけれど、こんな事が無ければ必死に海岸を歩き回ることもなく、虫を採ることも無かっただろうから、それはそれで良かったのかもしれない。
わけのわからないゴミばっか増やしている、という言い方もできるけどね…。
でも、ほとんど同じ場所で、こないだはメダカハネカクシ2種を採ったような気がする。同じような所なのに、今回は全然採れるものが違うのはなんでだろう?
不思議…。