今週の成果
さて、昨日FITから回収した虫たちをチェックしてみた。
ずいぶん暖かくなって、採れる虫の数がさぞかし増えるのでは?と思っていたけれど、意外と数は増えていない。けれど、採れる虫の種類はどんどん変わってきた。
まず目についたのが、これ。
大きさも結構大きいし、色合いも特徴的なゾウムシ。間違いなくゾウムシだし、これなら種もわかるかな?と図鑑をめくって、どうやらこれはクロフヒゲナガゾウムシらしいとわかった。黒い模様があるからクロフ(黒斑)でヒゲナガとういうのは触角が割と目立つからかな〜?結構派手な模様とゾウムシらしい形で綺麗だ。けど、形を整えようとしても、とんがった鼻先が床面にくっついて顔が横向きになるのがこまりもの。
それから、これも入ってきた。
(今度こそ)フトカドエンマコガネ!300mほど行ったところにあるイノシシのぬた場で採れるのだから、こちらにも入って当然と言えば当然。でも、遂に糞虫がFITで採れる季節になったんだな〜、とちょっと感慨深い。センチコガネの類はいつからはいるだろう。(ミーハーですが。)
先日交尾をしていたのもそうだし、ぬくくなると一気にハムシが飛び始めた。まあ、ハムシ(葉虫)というからには植物の葉っぱを食べるのだろうし、そうなると春になって葉が展開し始めるのと同時に飛び始めるのは、当たり前といえば当たり前だ。けれど、ハムシだろうとわかっても、ハムシも良く似たものが山ほどいるのが困りもの。更に騙されることもある。多分前に採れたサメハダノミツブハムシ?と思うのだけど、とりあえずハムシの一種としとこう…。
で、そういうものに混ざって3個体入ってきた実に奇妙な形の虫がこれ。
これも少しちがうけれど、同じ仲間。
これは虫なのか?なんちゅうか、棒?
とにかく頭のつく角度が他の虫とは全く違っていて、下向きについているし、足は短くて、先の方は折りたたまれていると、ぴったり胴体にくっついてさながら棒。眼も変な位置についているし、口もなんか特徴的。これは何?
と図鑑をざーっと見ていって、どうやらこれはキクイムシらしいということがわかった。大きさは4mmで小さいな〜と思ったのだけど、どうやらこれでもキクイムシの仲間では大きな方らしい。けれど、キクイムシというのも、ずいぶん種類はあるらしく、図鑑に出ているのもごく一部のようだ。なら、これも種名はわからないだろう。とりあえずキクイムシの一種としておこう。
で、こうしたこれまで入らなかったものが入ってくる一方、やっぱりこれも入ってくる。
タマキノコムシ(これまた種はわからないので一種)。
キクイムシの形よりは、こちらの方がカワイくて好きだね。それにまだしも展足しやすい。
で、一番採りたくないのは、やっぱり2mm以下のハネカクシ。
今回も入ってます。
そして、こういう事もあるんだな。
悲しい…。