hyla’s blog

はてなふっかーつ!

山で遊ぶ

  何だか落ち込んでいたので、昼もずいぶん過ぎていたのに、山に出かけた。朝からの雨が降りやみ、暖かな湿った空気が気持ち良い。歩き出すとすぐに暑くなるほどだ。地面のコケは水を含んで鮮やかな緑で、所々では胞子体も見る。地面で朽ちている倒木には、びっくりするぐらい小さなキノコがぎっしり生えていた。

  

 
 そういうものを眺めながら、ゆっくりゆっくり登っていると、ふと道の端に生えている低いソヨゴに目が行った。
中央付近に何か着いている。
 
 


 近づいて良く眺めたなら、こんなものだった。


  


 形からしても、これはアゲハの蛹だ。けれど、日頃見慣れているキアゲハなんかに比べてずいぶん大きい。というこは、大型のアゲハ類、ならクロアゲハの類だろう。背中の中央の茶色い筋が葉脈のようで、ぱっと見ると丸まった葉に見える。どうやってこんな形を手に入れたんだろう。

 帰って来て調べたら、どうやらミヤマカラスアゲハの蛹らしい。いつも春に頂上で群れているのを見るけれど、蛹を見たのは初めてだった。


 更に少し行くと、今度は足下に気になるものが…。


 ウンチ…だよな。ぱっと見た時は、細いミミズのようにもみえたけれど、白いものは尿酸だろうから、これは鳥のウンチだ。けれど、土を多く含んでいるようだしこんな形ということは、上から降ってきたということではなく、地上で排泄したのだろう。なら、これは地上を歩く鳥だ。更に細いこんな細いウンチということは、大型のキジやヤマドリではなく、ヤマシギやウズラ、コジュケイといった所だろうか?糞は新しく、そこいら中にたくさん同様の糞が落ちていたから、今朝、ここで休憩した群れが、歩き出す時に排泄して行ったのかもしれない。




 そして、頂上近くのヤブツバキの林ではこんなものも見た。



  


 落ち葉を派手に引っ掻いて、道ばたに大穴。これは、イノシシが餌を食べて、休憩した跡だろう。標高400m近い所まで、イノシシはやってきているようだ。


 頂上まで登って、霞んだ瀬戸内海を眺めて、下山したら6時だった。




 

 そして、やっぱり眼がかゆい。鼻がぐずぐずする。
 って、花粉症持ちのくせに、わかっててこの時期山へ行くというのは、どう考えても馬鹿でんな〜。