朝の散歩
何だか妙に、朝早く目が覚めた。寝る気分でもなく、まだ涼しかったこともあって、カメラを手に散歩に出かけてみた。
朝の5時。明るくはなっていても、さすがにほとんど人はいない。低いところに雲があって、太陽もまだ出てないのでとても涼しい。ちょっとだけ、と思ったのだけど、あんまり気持ちがよくて、海まで行った。
この時期だから、海岸にはあんまり海藻もないし、打ち上げものもない。何にもないなと思いながら、足跡のない白い砂浜を歩いていたら、ふと黒い塊が目についた。よく見ると、白い骨がついている。形からして中型哺乳類、恐らくはハクビシンの頭骨だ。一瞬持ち帰ろうかとも思ったのだけど、残った皮の部分には恐ろしく大量の蛆がいたので、さすがに持って帰るのはあきらめた。
海の傍の空き地には、たくさんのキカラスウリが絡みついていて、まだしぼんでない花にはたくさんの(多分)ハムシが潜りこんでいた。カラスウリは夜咲く花だから、ポリネーターは蛾なのかと思っていたけど、ハムシもポリネーターになっているようだ。
川にかかる橋の上では、夜の間の街灯に引き寄せられて車に轢かれた虫を、アリが引っ張っていた。中には、こんなものあった。
多分、車に轢かれたアマガエルの死体を食べようとオサムシがやってきて、それがまた車に轢かれたのだろう。そのアマガエルは恐らく街灯に集まる虫を狙って来ていたのだろう。これも、もう少し遅い時間だと、カラスなんかが食べてしまうので、消えてなくなる。
たまには、朝早いのも悪くない。
ただ、履くものはもちっと考えんとな〜。
靴擦れしかけたorz。