またもやひじき
ひじきが無くなった。先日つくった最後のひじきは、炊きたてのご飯に混ぜたのだけど、濃い味がご飯にからんでとっても美味しかったのさ。
と言うことで、お休みの本日、またもやひじき採りに行ってみた。
てか、自分で採って自分で食べられるように調理できるのが、楽しいのだ。潮干狩りの一種。要は娯楽だ。
今回の干潮は3時頃で、前回と同じ岩場に行くと大潮ではないものの、それなり潮は引いていた。前回ほどではないものの、人もぱらぱらといて、打ち上げられた大量の海藻の中からテングサを採っているおばちゃんもいたし、釣りのおじさんもいる。貝を掘っている人もいるそんな中、私はずんずんと波打ち際まで歩いて行って、早速ヒジキを見る。
こういう感じで波に洗われるようなところに生えているのだけど、石の上に座り込んでよくよく見てみると、表面には何やらひげのようなものが生えだしていた。
多分時期的にも、これは遊走子のうとかではなかろうか。周辺の海藻も、遊走子らしきものができているものが多い。と言うことは、ヒジキの時期ももうぎりぎりで、終わりかけなんじゃなかろうか。となれば、だいぶん固くもなってきているだろうし、今回も鍋一杯分程度を摘んで終わりにした。
家に帰ると、まずはざっと洗って湯通ししてみる。
薄い褐色のヒジキは、湯通しすると、驚くほど緑の鮮やかな色になる。こういう所は、ワカメと一緒だ。
さて、ここからは今回の新たな試みで、取り出したのは圧力鍋。前回は湯通しした後、そのまま普通に料理したら固くて苦かった。けれど、何度も炊いている間に柔らかく苦さも消えた。なら、最初にしっかり煮てやればいい。でも、長時間煮るのは面倒だし、そういう時の為の圧力鍋ですよ。
適当に切ったヒジキを鍋に投入し、ヒジキが浸かる位の水を入れて加熱。煮すぎて柔らかくなりすぎるのは嫌だったので、適当に10分くらい加熱して終わりにした。
蓋を空けて取り出したヒジキはこんな感じになっていた。
鍋の水にはヒジキから色素が溶け出したらしく、褐色に染まってしまって、その分売っているヒジキに比べるとゆであがったヒジキの色は薄い。けれど、食べて見たら、歯ごたえはあるけど、十分美味しく食べられる程だし苦みもない。これでOKと判断し、ここからは普通のヒジキの煮物として調理してできたのがこれ。
ヒジキに、冷蔵庫にあった挽肉と大豆の水煮、ニンジン、油揚げで作ったごく普通の煮物です。
お味の方はと言うと、むちゃくちゃ美味しい、とは言わないけれど、普通に美味しいレベルであった。
と言うことで、これにてとりあえずヒジキ週間は終了!
次回からは、ちゃんとお店で買おう。
てか、毎回こんな手間暇かけて料理なんざできないって…。