花だらけ

　終わったーーーーーーーーーー！

　と、思わず叫んだのでしまったのは、華展が終わったからである。今回は、高松である華展で中作を入れたのだけど、いやはや長い道のりでありましたのね。

　
「今度の華展で、中作な。」と申し渡されたのは、あれは年末のこと。それ以来、稽古には華展で使う候補の花器を持参し、中作だから通常の花以外にも自分で花を持参し、毎度毎度大荷物をしょって通う日々。そして、毎度毎度、なんでここまで言われにゃいかんかな〜、と思うこと多々…。
　しかも、今回は流れで、枝も花も全て自分で調達する羽目になり、目をつけたボケの蕾の膨らみ方に、それはそれはやきもきし、おかげでぎりぎりまで花も買えず、花屋を数軒回ってあれこれと花を買い込み、生けたのでありました。

　花の入れ方がもう少しスマートに入って欲しかったと言う点は反省事項ではあるものの、今の私にはこれが精一杯。てか、もはや疲労困憊っす。

　そして、本日無事華展も終了し、花を持ち帰ったのだけど、家には前回の花に、その前の花に、華展で余った花があるのに、更にまた華展で使った花…。って、狭い家なのに、至る所花だらけ。もはや花屋敷。
　

　ああもう、当分花なんかいじりたくないのに、片付け…なきゃ。

　つーことで一首。
　「世の中に絶えて華展のなかりせば　日々の稽古ものどけからまし」　
　
　
　華展なんか大っきらいーーーーーーー！