hyla’s blog

はてなふっかーつ!

できる事

 今回の地震は、まだまだわかっていないけれど、多分本当にこれまでにない規模の災害になるだろう。それらの人々の為に祈ってみる。けれど、被災された方々の気持ちを考えると、胸が苦しくなってくる。いてもたってもいられない気分になってくる。


 だから、ほんの少しでもできる事をするべきだと思う。では何をすれば良いのか?
 
 と考えてた折に、「西日本も節電しましょう。」ってなメールが来た。 気持ちはわかるが、内容は誤り。要するにチェーンメールである。不確かな「拡散希望」のメールは回しちゃダメです、はい。


 
 そして、今の私達のできるは何か?と考えたときに、こんな方々の発現はとても参考になる。
2011-03-13
内田樹の研究室

 それらを踏まえて、遠く離れた、けれど同じ日本に住む者として、何ができるか?と問えば、全力を挙げて自らの本分を全うすること。そして、更にできるなら救助活動に直接携わる人々を物心両面でサポートすることはできる。

 
 当地では、今日も全く変わらない一日が終わろうとしている。だから、社会人として、学生として、遅刻しないよう十分余裕を持って準備して、朝出かけよう。そして、苦手な人にも朝はちゃんと挨拶して、話をしよう。地震のことが話題に上らないことはないだろう。けれど、それに携わる人々について、否定的な事は言うまい。否定的な事を言う人も否定するまい。

 
 マスコミの報道の流れのなかには、政治家は専門家を責めれば良いというような報道もある。
「政治家は何をやってるんだ。これも管が悪いから。民主党が悪いから。」
東京電力は何やってる。専門家役立たず。」

 
 けれど、被災された人の救助に当たっている人もいる。ライフラインを復旧させようと不眠不休で働いている人もいるだろう。避難所に向けて、荷物を夜通し運送している人だっているだろう。原子力発電所で働く東京電力東北電力の人だって、疲れ切って、でもぎりぎり頑張っている。政治家だって、全力を尽くして冷静に判断し、最も重要な局面に誤りをおかさないように頑張っているはずだ。


 
 人が、一番疲れるのは、一番ダメになるのは、自分自身を否定されるときだ。頑張って頑張って、でもそんな自分を否定されたら人はどうなる?そんなの誰が想像したってすぐにわかることだ。だから、それぞれの専門家を信じて、応援しよう。個々の人が、その人自身の最大限の能力を発揮できるように、その人を信じよう。一番大事な「信頼」を上げよう。今頑張っている人に。自分の周りの人に。


 そして、東日本が混乱しているなら、それを支えられるように、西日本に住む私達が、自分の職場で自分のできるベストパフォーマンスを発揮をしよう。それぞれが職場でしっかり働き、学校で学び、その上でできることがあるなら、まず回りの人にいつもより少し親切にして、ほんの少しでも笑いかけて、私達の生産力を上げよう。そうして産まれる余力があれば、それは必ず被災された人々を助ける事に繋がるだろう。
 そして、金銭的に余裕があるなら、募金もいいだろう。
 それから、医療や消防と言った分野は、応援に出ていることもあるだろうから、自分でできる事はちゃんとして、むやみに救急を利用する事がないよう心がけよう。出かける人は、十分に余裕を持って動こう。そして、少々の不便があっても、文句は言うまい。それぞれの人は皆頑張っているのだから。




 何より大事な事は、今頑張っている人を支えることだ。その心が折れないように。
 

 被災した人も、支える人も、みんなそれぞれに頑張っている。
 だから、今日を頑張ろう。今を頑張ろう。