hyla’s blog

はてなふっかーつ!

オオタカ現る


 近くの高校には、雨天練習場がある。そこの監督さんから、朝耳寄りな話を聞いた。
 
 「実はですね、昨日練習に行ったら、地面にハトが死んでて食い散らかされて羽がいっぱい散らばってて、上向いたらなんか大きな鳥がおるんですよ。すごい大きな鳥やし、あれは絶対タカとかそうゆんですよ。生徒も、タカやタカや言いよんです。」

 
 その雨天練習場は野球の練習ができるほどなので、当然高さは高い。これまでもそこにハトだのスズメだのが入り込んだという話はよく聞くが、タカとは初めて。しかも、ハトを襲うと言うなら、オオタカではあるまいか?これは是非確認したい。証拠をつかみたい。

 「まだいます?今朝はいました?」と聞くと、
 「夕べ練習が終わった時にはまだおったけん、おると思います。」という。



 と言うことで、時間を作って出かけてきた。

 
 誰もいない雨天練習場の重い扉を少しだけ開けて、中に入ってみる。入ったところの地面には、片付けたのだろうけど、少し羽が残っていて、確かに羽はドバトのものだ。そのまま、上を見ながら歩いている。ぐるっと歩いて端の方に来たとき、突然何かがふ〜っと飛んで反対側に移動した。ボールが飛び出さぬよう内部にはネットが全面に張られているのだけど、天上のネットのまだその上にいる。屋根を支える支柱に止まっているのは鳥だ。確かに大きい。

 慌てつつ鳥の方向へ移動すると、また鳥も逃げる。けれど、外にでる気配はない。


 何度かそういうおっかけっこをして、ようやく鳥は止まってくれた。そっと、双眼鏡を覗いてみると、うまく顔が見えた。曲がった嘴。顔には、白い筋。尾羽に特徴的な横縞。


 オオタカだーーーーーーー!オオタカオオタカオオタカですよ〜!



 こんな近くでオオタカが見られるなんて。嬉しい〜!



 
 オオタカは、鷹を代表する鳥だ。普通に鷹というとオオタカの事だし、鷹狩りの鷹もオオタカだ。里山のアンブレラ種にもなっていたりする。けれど、最近は里山だけでなく街にも進出し、ハトなんかを狩ることを覚えて次第に増加してきていたはずだ。レッドデータでも珍しく、絶滅危惧?類から準絶滅危惧種にレッドランクが下がったことを覚えている。
 実際この辺でも、姿こそ見ないけれど、恐らくオオタカの仕業と思われる残骸を何度か見ている。テニスコートのネット脇にあったコサギの死体は、どう考えてもオオタカの仕業だろう。けれど、現場を押さえたことはなかったし、姿を確認したことは無かった。


 でも、本当にこの辺にも普通にいたんだな〜、と感激。


 で、時間もかぎられていたし、証拠写真だけ押さえようとしたら、電池がなかったorz。





 と言うことで、証拠写真はありませぬ。
 そして、1時間後にはいなくなってしまったので、無事立ち去った模様。



 先日に引き続き、やっぱ、冬は鳥の季節だな〜。