やっぱり今年も…
2週間前の日曜日、近くの農協に行ったとき、渋柿をみかけた。今年は果物、特に柿は高い。渋柿も、昨年は確か1箱1200〜1500円で十分良いのが買えたと思う。ところが今年の柿は、1箱が2000円以上する。
さて、どうするべきか?
とりあえずは買わずに野菜を買いに行ったのだけど、さんざん迷って、やっぱり何となく欲しくなって買ってしまった。
んが、そこからが長かった。買って帰ったその日は、何となくする気にならず。そして、平日はそういう事はなかなかできない。更に、先週末は仕事だったので…。とずるずると放置し続けてかれこれ2週間。でも、さすがにいい加減片をつけねば、と今日やっと手をつけた。
まずは、ざっとへたをとって、皮をむく。皮を剥いたらとりあえず洗い桶に入れておいて、ある程度たまったらひもでつってできあがりだ。
座敷に座り込んで、包丁で皮を剥くと、次第に手が黒ずんでくる。柿のタンニンと包丁の鉄分が反応して錯イオンを作っているのだろう。ぺとぺとする手で回りを汚さないようにひもをかけて、縁側に出て柿を干していった。柿はむいて少し空気にさらされると、少しオレンジ色が濃くなる。今は乾燥しているから、ちょっと数時間もたてば、表面は既にべたつきが無くなって来る。
のんびりやったものだから、結局1箱の柿を干すのに1時間以上かかった。
それでも、やっぱりお日様に照らされる柿は綺麗だし、何だか一仕事やり終えた感が少し嬉しい。
だから、安くもないのに、結局買ってしまうのだろうな。