hyla’s blog

はてなふっかーつ!

クロイトトンボ


 暑くて乾燥がきついので、水やりが毎日必要だ。しょうがないので、朝6時頃に水やりをする。


 水やりのシャワーのノズルを茂みにかけると、驚いてクマゼミが不器用そうに飛び出してくる。それから、どこかの葉裏にとまっていたアゲハがふわりと逃げ出してくる。足下では、クロヤマアリが右往左往しているし、ダンゴムシも必死に走っている。


 そんな中で、割と逃げ出しもせずに、じっとしているのがこのトンボだったりする。トンボの識別は今ひとつ自信なくて、こういう系は全てクロイトトンボにしてしまっているが、涼しげなイトトンボの仲間の中でも、これは殊に涼しい雰囲気を持っている。
  
 


 昔、川で魚を採ったりしていた子供の頃、川面近くのアシの茂みや、川の土手の木の中にこれがよく停まっていた。多分、暗い藪で生活して、繁殖は水辺にいくタイプなんだろう。
 

 我が家は昔父が理想とした通り「山の中」というか、もはや藪になりはてようとしているから、こういうトンボが過ごす環境としてはそこそこよいらしく、最近は毎年数匹が夏を過ごしていく。トンボは多分蚊も食べてくれるから、願ったりかなったりだ。
 黒い羽と緑の胴体なんて、色合い的にはこの時期普通あり得ない暑苦しそうな組み合わせなのに、このトンボの体見る色の組み合わせはとても綺麗で好きだ。



 なんだけどな〜、写真を撮ろうとすると、撮らしてくれないんだなこれが…。近寄るとすぐに飛んでしまって追っかけている間に蚊に刺されること多数orz。