落ち込むものである
今朝は、ゆったりした日だった。ゆっくり食事をして、ゆったり新聞を読んで、花を生け直した。枯れた花を捨てて、まだ綺麗なものは生け変えて、足りないものを庭の花で補うべく花ばさみを手に庭に出た。
我が家の庭には、狭い割には結構たくさんの植物が植わっていて、今は緑であふれかえっている。その中から何を切ろうか?と考えて、アジサイを少し摘んだ後、バラを切ろうとした。
バラは、玄関先に植わっている。この間からつぼみをつけていて、だいぶ色ものってきていたから咲こごろのはずだ。今回は蕾をわざと多めに残して小降りの花がつくようにした。人からもらったオレンジの鮮やかなバラだ。
近づいて、一輪を切って立ち去ろうとして気がついた。
どーして一輪しかないんだ?
確か、蕾のついた枝が4本あったはずだ。
どーして一輪?
慌てて、近寄ってよく見ると、綺麗に咲いていたはずの枝先は見事に全て切られていて、自分の切った一輪は草の陰に隠れるように咲いていたいた一輪だった。更によく探すと、まだ小さめの蕾のついた切った枝が捨ててあって、多分しおれ具合からして昨日の事と思われた。
この辺は紛うことのない田舎で、更に我が家は路地を入ってくる。そして、犯人は花ばさみを持参して、我が家の庭に入ってバラを切って持って行ってしまった。
私は日中いないし、多分そのことは近くの人は皆知っているし、車がないのですぐにわかるだろう。多分遠くの人ではないんだろう。
去年の冬は、干し柿をずいぶん持って行かれた。
今回はバラを切って持って行かれた。
なんだかね、長く住んでるんだけどね。
土手に咲いている野草じゃないし、空き家じゃなくって人の住んでいる家の庭だし、実際冬には刈り込みをして、摘芯して、アブラムシの対策もして育てていたものなんだけど・・・。
悔しくて、捨てられていたバラの枝を、これ見よがしに道路に面しておいてみた。
外犬がいるのかな〜。