hyla’s blog

はてなふっかーつ!

思い出の香り


 先日、これを買った。

 
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 実は、オーデコロンとかトワレとか、いわゆる香水というものは、大好きなのだ。とは言っても、普段そんなにつけもしないが、なんちゅうか楽しい気がして時々買ってみる。使いもしないのに、中身のある香水がいったい何本あるのだ?と言うことはまあさておいといて、今回買ったこれは、なかなか面白い。

 普通香水っちゅうものは、まずは花の香りが主で、他にフルーツ系とかウッディ系などなど。バラだとかスズランとかオレンジとかそういう香りはまあ普通。それが、「レイン」て、雨の香りですかい。雨の香りというと、あのアスファルトに雨が降った時の香り?それを香水に?実に興味深い。それに、シンプルな入れ物も奇麗だ。是非、試してみたい!



 と言うことで、どんな香りだか全く判らないままに、注文してみたのだ。





 そして、今日届いた。早速に箱から取り出して、蓋を開ける。





 とりあえず、手首の内側に2.3度プッシュしてみる。





 ふわっと立ち上る香りは、何とも不思議。花の香りではない。石けんの香りでもない。しいて近いものを上げるとすれば、「ロードゥイッセイ」に近い気がする。けれど、それとも違う。清潔感があって、さっぱりとした感じ。そして、どこか懐かしい。




 これは、あたりだったかな〜、と思いつつ、なんで懐かしいんだ?と考える。




 これを使ったのは、始めてなんだよね。なんだけど、確かにこの香りはどこかでよく似た香りを知っている。嗅いだことがある気がする。それはいつ?どこで?








 しばらく考えても判らないまま、寝ようとして布団に入り、手首をふっと嗅いだときに思い出した。



 あ、そだ。

 

 これって、おカイコさんのテントに入ったときの香り〜。



 子供の頃、養蚕をしていた母の実家にお盆に行くと、庭にはカイコをかうテントがはってあって、そこに入ると独特の香りがした。悪い香りではない。あれは、桑の葉の香りだったのか、それともカイコの糞の匂いだったのか、それらが混在した匂いだったのか。
 いずれにせよ、あの香りだ。




 こうして、無事疑問は解決したわけだが、しかし、逆にびみょ〜な気分。
 
 


 だって、「レイン」=カイコの香りとしっかりインプットされてしまったわけで、そうすると紅茶に浸したマドレーヌで少年時代を思い出すように、私「レイン」をつけるたんびにおカイコさんのテントを思い出してしまうのだ。いや、悪い香りではないよ。特に夏には良いんじゃないかと思う。

 でもって、私がこの香りつけて行っても、実際これをカイコの香りと見破る人はまあほとんどいないだろうけど、でも、思い出すのはそのたびカイコなんだよね〜。 

   



 カイコだって好きだけど、好きだけど、でも使う・・・・かな〜?