hyla’s blog

はてなふっかーつ!

きのう何食べた


 時間封鎖と一緒に、これを買ってみた。
 

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

きのう何食べた?(2) (モーニング KC)

きのう何食べた?(2) (モーニング KC)


 以前から買うか、止めるかと手にとっては置くことを繰り返していたのだ。遂に買ってしまった。

 どこかの書評でこの作品について「料理のレシピ本としても読める」と書かれていたとおり、ひたすら何をどう料理して何を食べたかが話の中心。主人公の、弁護士でハンサムでクールで(年齢の割に)若いシロさんと、美容師で素直な彼の恋人ケンの同棲生活は、どっちも40代だけに、淡淡と大人。だけど、食事を中心に描かれる様々な日常の小さなエピソードに、互いへの愛情というか、もっと健全な思いやりが感じられる。

 
 愛情というのは、性行為とかそういうものだけではなく、日常の些細なことを共有するところに産まれるのかもしれない。そして、それができる相手とは、それがどのような年齢性別の者であれ、家族として暮らし得るのだろう。多分諍いや誤解もあっただろうけれど、思いやれる関係を静かに作れているのはうらやましい限り。
 食べると言うこと、美味しいものをつくり、それを共に食べるという喜びを共有できることは、やっぱ幸せってことなんだろうねえ。幸せとは、美味しい「うちごはん」か〜。


 
 よしながふみの絵は、とても清潔感があって奇麗だ。時にコメディタッチになりながらも白い部分の多い絵は、様々な事を物語る。無表情にご飯を食べるシロさんと、それを見ながらケンさんがにこ〜っと「おいしい〜」って言い、それを受けてやっぱり「あ〜、そらよかった。」とつぶやくあたりは、何かほっこりして好きだな〜。


 こう言うのを見ると、同姓でもかまわないから、自分の事を判ってくれて、寂しい時、困った時に、アドバイスではなくて、ただ話を聞いてくれるなら、とちょっと思った。私も、ちょっと仏頂面して「あ〜そらよかった」って、言いたい!




 そして、今日つくったのは、
 ・菜の花の芥子和え
 ・春キャベツとシイタケと豚肉の炒め物
 ・ワケギと貝のぬた(酢味噌和え)
 ・キャベツと挽肉の卵とじ
 ・小松菜と油揚げの煮浸し
 ・キムチ鍋
 ・ローストポーク(塩コショウしたお肉をリンゴとかゆずと一緒に焼いてみた)


 

 なんちゅうか、つくりすぎ・・・・。