きのう何食べた
時間封鎖と一緒に、これを買ってみた。
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/22
- メディア: コミック
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- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: コミック
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以前から買うか、止めるかと手にとっては置くことを繰り返していたのだ。遂に買ってしまった。
どこかの書評でこの作品について「料理のレシピ本としても読める」と書かれていたとおり、ひたすら何をどう料理して何を食べたかが話の中心。主人公の、弁護士でハンサムでクールで(年齢の割に)若いシロさんと、美容師で素直な彼の恋人ケンの同棲生活は、どっちも40代だけに、淡淡と大人。だけど、食事を中心に描かれる様々な日常の小さなエピソードに、互いへの愛情というか、もっと健全な思いやりが感じられる。
愛情というのは、性行為とかそういうものだけではなく、日常の些細なことを共有するところに産まれるのかもしれない。そして、それができる相手とは、それがどのような年齢性別の者であれ、家族として暮らし得るのだろう。多分諍いや誤解もあっただろうけれど、思いやれる関係を静かに作れているのはうらやましい限り。
食べると言うこと、美味しいものをつくり、それを共に食べるという喜びを共有できることは、やっぱ幸せってことなんだろうねえ。幸せとは、美味しい「うちごはん」か〜。
よしながふみの絵は、とても清潔感があって奇麗だ。時にコメディタッチになりながらも白い部分の多い絵は、様々な事を物語る。無表情にご飯を食べるシロさんと、それを見ながらケンさんがにこ〜っと「おいしい〜」って言い、それを受けてやっぱり「あ〜、そらよかった。」とつぶやくあたりは、何かほっこりして好きだな〜。
こう言うのを見ると、同姓でもかまわないから、自分の事を判ってくれて、寂しい時、困った時に、アドバイスではなくて、ただ話を聞いてくれるなら、とちょっと思った。私も、ちょっと仏頂面して「あ〜そらよかった」って、言いたい!
そして、今日つくったのは、
・菜の花の芥子和え
・春キャベツとシイタケと豚肉の炒め物
・ワケギと貝のぬた(酢味噌和え)
・キャベツと挽肉の卵とじ
・小松菜と油揚げの煮浸し
・キムチ鍋
・ローストポーク(塩コショウしたお肉をリンゴとかゆずと一緒に焼いてみた)
なんちゅうか、つくりすぎ・・・・。