夢次郎巻き

　うちの父はまなりな甘党だった。病気をして熱があるときさえ、「羊羹と渋いお茶が欲しい」と宣ったもんだ、と母があきれていたが、そんな父の子である私、気がついたらあんこフェチになってました。

　恐いねえ、遺伝？って・・・。

　でも実際、子供の頃は和菓子なんぞ食べなくはない、程度だったし、特にあんこはあまり好きではなかった訳ですよ。どら焼きなら、皮のところの方が好き、とかね。ところが、気がつくとあんこのおいしさに目覚め、あんこが堪能できるおはぎ大好き。美味しそうなおはぎを見ると、ついつい買ってしまう訳です。

　そういうおはぎの中で、最近のお気に入りが夢タウンの中になる「夢次郎」という所のおはぎ。ここのおはぎのあんこは、黒というより薄紫でつぶつぶしていて甘さがあっさりしていて、とっても美味しい。出かけると、買ってしまいます。

　
　そんな「夢次郎」で新しく最近売られているのが「夢次郎巻き」。

　おはぎと同じあんこを生クリームを、ふわふわの卵生地で巻いております。

　これがまた、絶品。優しい甘さのつぶつぶしたあんこと生クリーム。このあんこと生クリームって相性抜群なんだけど、これを巻いて言う生地がまた、ふわりと柔らかく、でも塩味がすっきり効いていて、あんこの甘さを更に引き立てているわけで、( ﾟДﾟ)ｳﾏｰ
　よーく見てみると、この巻いている生地って、法事とかによく入っていたふわふわの卵で巻いていた巻き寿司の生地とも同じ食感。つまりは、「和」の味なんであります。あんこも「和」。生地も「和」。ここに入る少しの生クリームが加わることで、もう本気美味しい。これって、百貨店とかのデパ地下でも売れるんじゃない、とか思ってしまいます。あるいは、これは日本以外の人の口にも合うんじゃないかしら。？

　と言うことで、この夢次郎の「おはぎ」並びに「夢次郎巻き」は最近のお気に入りなんですが、あいにく夢タウンまで行かなきゃ売ってない、ってとこがなおよろし。

　美味しいとはいえ、こんなもんばっかり食べてりゃすっぐに太れること請け合い・・・。