hyla’s blog

はてなふっかーつ!

初稽古


 低気圧が来ているとかで、とっても寒い。風もびゅうびゅう吹くし、鉛色の空はそれだけで陰鬱な気分になる。朝、布団の中で雨の音を聞きながら目が覚めたときも、とっても暗い気分だった。何となれば、お茶の初稽古の日なので・・・。


 伝統芸能系はどれでも、お正月明けの初稽古というものを結構重視するだろうけど、茶道もかなりそう。初めての稽古は「初釜」と呼ばれていて、単なる稽古ではなくてお茶事の稽古になることが多い。お茶事だと、「席入り」から始まって「お薄」まで、順調に行って4時間だ。お正月だと通常では使わないようなお道具が出る。それを出すのも、片付けるのも全部するから、前後に1時間ずつ。と言うことは、全部で6時間ですわよ。しつこいようだけど順調に行って。更に、初釜だと言われれば普段着で行くわけにもいかない。最低でも絹の柔らかものが必要。着替えて片付けて・・・。


 もう、頭の中でシミュレーションをするだけでも、嫌になるわけです。


 で、私7時20分には先生のお宅へ伺いました。




 
 あたし達は頑張ったと思うのですよ。先生は一生懸命しなさいとおっしゃいますが、ええ言わずとも一生懸命です。早く帰りたいんだもん。頭の中では如何にすれば早く終われるか、必死に考え、ちょっとでも時間があれば、使ったものをとっとと片付ける。稽古仲間の気持ちも皆同じ。

 
 

 釜に環をかけて釜を持ち上げれば、言わずとも十能を抱えて速攻で残った炭を片付ける人が来るし、水屋では釜敷をしいて釜を待ち受ける人がいる。
 残ったお湯を使ってお道具をお湯で洗って拭けば、新しい布巾で二度目、三度目を拭いては、道具を片付けていく。

 

 先生が座を外した瞬間に、お手前のスピードはフルスロットル。口には出さずに、お正客役と目混ぜで「急ごう」の合図、なんてテクを駆使して必死に頑張った。


 


 



 

 帰ってきたら、2時でした。





 疲れ果てた・・・・・。*o_ _)oバタッ



 帰るなり、着物を脱ぎ散らかして、爆睡!