クリスマスプレゼント
クリスマスイブの方が日本では盛り上がる。だけど、本当はクリスマスは25日な訳で、この日はサンタがプレゼントを持ってきてくれるはずなんだけど、プレゼントのないクリスマスが何年続くんだろうねえ。つか、プレゼントをもらったクリスマスの方が少ない・・orz。
だ、だってさ、あたし達の子供の頃には、まだクリスマスプレゼントなんつーもんがそれほど定着してなかったし、大人になってからは・・・。
いや、やめておこう。日本は仏教だし、多分どれかに分類するとなれば、私も一番仏教になじみはあるし、川原教授にならって灌仏会でも祝おう。
って、思ってたら何とクリスマスプレゼントもらっちったよ。
25日からは、少し時間がとれて、朝から片付けなんかをして、気分転換にデジタル一眼を取り出して外へ行こうかな?って、している所でコンビを組んでいる若者と遭遇。
「何か撮りに行くんですか?」
「まあ、随分季節も変わったから何かないかと思って。」
「そういや、昨日中庭で何か鳥が死んでましたよ。そこにおった者に「連絡しとけ」とは言ったんですけど、聞きました?」
・・・・聞いてない!
「若者よ、そーゆー事はちゃんと早くに伝えてね。そうしないとカラスに食べられるんやけん。つか、見つけたんならそのまま持ってきてよ〜。」
と言いつつ、速攻で言われた場所に向かった。
一日たって、まだあるか?カラスに食べられてはないか?どきどきしながら向かった先の茂みを覗いてみると、小さな白っぽいものが落ちている。仰向けになって小さな鳥が落ちていた。やたっ!あたしの勝ち〜である。
そのまま全体を観察してみる。オリーブがかった茶色で白い縦紋が腹部に多い。細い嘴、スズメよりはちょっと大きくて、スリムな体型。ええと・・・・。何だっけ、これ。
(人によっては苦手な画像があります。生き物が苦手な方は注意。)
と、ともかくまずは現場写真。上面から撮り、ひっくり返して背面を撮ろうとして、頭部の膨れたこぶに気がついた。
ゴミ?植物の種?
でも、ないよね。更に詳細に覗き込んで正体判明。
こ、これは・・・・ダニ!
マダニ。それもでっかいマダニ。
うちのわんこを山に連れて行くとよくダニがついたけど、それでも、こんな大きなマダニは見たことない。優に一?はある。それも2匹。鳥にこんな大きなダニは始めてだよ〜。
死んだ鳥のみならず、体表に寄生している奴についても最近は収集の対象にしている。そっとそのまま持ち上げる。おそるおそる触ってみると、がっちり噛みついていて、間違いなく鳥さんの血を吸って大きくなったものだった。
そのまま部屋に持ち帰り、更に詳細に写真を撮り、体重を測り、そしていよいよダニ採取。そっとひっぱったくらいではとうてい採れない。思い切って引っ張ったら、羽毛と共にやっと採れた。更に、よく見るとまだ生きていて微妙に動いていた。
・・・・見ているだけで、かゆくなる。鳥さんも、かゆかっただろうねえ。そして、こんなに大きなダニを2匹もつけていたなら、重かっただろうねえ。どれくらいつけていたんだろう。さぞかしイライラしたことだろう。そして、貧血気味になったかもしれないね。
写真をとって、そのまま用意した70%エタノールにトポンと放り込んだ。
更に、実体顕微鏡を引っ張り出して鳥の体を詳細に眺めた。他にもついているやもしれない。案の定、すぐに別のダニが見つかった。
目の回り、あごの下。こちらは、3mmほどだが、これもかなり頑丈に噛みついている。ピンセットでつぶさないようにつまみ、エタノールに放り込んでいく。ついでに、数匹のウモウダニらしきものも入れて、終了。
という訳で、ダニのパワーはすごいの一言に尽きます。こんな寒い時期にも結構活動してんですねえ。予測ダニしないプレゼントでありました。
ちなみに、鳥の正体はビンズイそれとも、タヒバリ?緑味の強さはビンズイに思えるのだけど、ほんまかな〜。夏鳥だしなあ・・・。
詳しい方は教えて下さいまし。<(_ _)>