hyla’s blog

はてなふっかーつ!

クレソンづくし


 我が家の近くには小さめの2級河川がある。香川の川の事だから、梅雨時以外は流れは途絶え途絶えして細々としか流れていない。けれど、そういう川の河原に降りて何となくいろんなものを眺めるのが好きだったりする。
 更に春は摘み草の季節だ。河原には美味しい植物も多い。それで、気持ちの良い昼下がりにビニー袋を持って出かけた。


 狙いはカワヂシャ。「チシャ」というのは「レタス」のことで、川に生えるレタスみたいな風味の草だ。少し青臭いけど、柔らかくてさくさくして、サラダにするととっても美味しい。ついでにセリも摘んで・・・。


 と出かけてみたのだけど、これが今年はカワヂシャが少ない!生えてはいるけれど、去年あれほど山盛りにあったのに、今年はあまり見えない。代わりにあるのが、クレソン!もの凄く勢いよくそこいら中にあるじゃん!



 っこの、帰化植物め。遂にここまで来たか!




 そうなんである。クレソンは、オランダガラシって名前も持っているれっきとした帰化植物である。別に学国産だから即悪いと言うことはないが、カワヂシャの生える場所を奪うのはどうかと思う。
 だけど、このクレソンは確か3年前には確認できなかった。それが、ここへ来て急激に増えている。なにせちょっとでも茎があれば、どんどん根を下ろしてはびこっていくのだから、一端入り込んだら増えるのは速い。クレソンはいったいいつ、この川に入ったのだろう。やっぱり台風のときかな〜?



 ま、ともあれ、今回の目的である「食べる」という点では別にクレソンでも良いわけで、カワヂシャの為にもクレソンを摘むことは良いことだ。計画を変更してクレソンを採って帰った。そこいら中にあって、あっという間に袋いっぱい採れてしまったクレソンを持ち帰って何にするか考えた。


 まずは基本。洗って切って、そのままサラダ。ドレッシングをかけて食べたら、それなりには食べられるが、すぐに箸がとまった。辛すぎる・・・ちょびっとはいいけど、山盛りは無理。
 ならば次は加熱勝負。適当に挽肉とタマネギを入れた中に切ったクレソンを突っ込んで、クレソンのスープ。堅い茎も、火を通すと結構柔らかい。これをアレンジして、卵を入れてもよさそうだ。
 加熱でいけるなら、他に思いつくのは「芥子和え」に「白和え」か?


 なんだけど、既にこの時点でお腹はいっぱい。でも袋にはまだまだクレソン。




 今週はクレソンづくし。



 
 でも負けない。カワヂシャの生息域を確保するためにも、クレソンにはできるだけ捕食圧をかけるんだ〜。