hyla’s blog

はてなふっかーつ!

 羽根の日

整理した羽根


 
少し時間があったので、今日はひたすら整理に励んだ。拾ってきた鳥の羽の整理。

 
 実は昨日山へ行った際に、山中で鳥の羽を発見していたのだ。薄暗いヒノキの山の中で枯れ木や草に紛れて風雨にさらされたそれは、普通に何も考えずに歩いていれば気づくこともないだろう。でも、あたしの目には飛び込んでくるのだ。見た瞬間、「あ、羽・・・。」 でもって、即座に拾いにかかったわ。こう言うこともあろうかと、常に用意しているビニール袋を取り出し、長い羽根はほとんど全て。それから体羽も奇麗そうなものをよって拾って帰った。そして、その日の内に洗剤につけて良く洗い、干して帰っていたのだ。


 今日はそれを一枚一枚丁寧に整えて、種類別に分類し、図鑑とにらめっこで種を同定して、標本化作業なのだ。


 今回の羽根は死んで時間がたった羽だし、湿って温度の高い山の中にあったせいで、かなり劣化が進んでいる。それでも奇麗な所を取り出しては、形を整えてようやく写真のように整理がついた頃には2時間弱かかってましたわよ。いや、作業自体は単純ではあるものの、それほど嫌いではない。でもなあ、貴重な時間が過ぎていく・・・・哀しい・・・。


 
 まあ、でもそうやって一手間どころか三手間か四手間くらいかけたおかげで、多分この羽根の持ち主はわかったと思う。もとより大きさからしてワシタカ系だろうと検討はついていたし、トビでもミサゴでもないだろうとわかっていたし、するっていうと多分あれ・・・・。図鑑のページをめくり、初列風切羽を載せてみると、ぴったしカンカン!(←ふる〜!年代がバレバレ。)

 
 オオタカでありました。
 それも羽根の模様からして、幼鳥と判明。多分ヒノキの山のどこかの木で繁殖したんだけど、うまく独り立ちできなかったんだろうなあ。なんまんだぶ、なんまんだぶ・・・・。


 
 と言うことで、判ったことは嬉しかったけど、羽根を整えるのは大変であります。


 


 しかし、実は4体分の羽根の整理がまだ溜まってる。・・・・・うんざり