読書記録
図書館で借りた本。どれも、そこそこにはおもしろいが、自分で買いたくなるほどではない。また、終わってまた再度読みたくもならない。
ということで、記録のみ。
- 作者: 山科千晶
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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うーん、新井素子推薦との帯につられて読んだのだけど、ライトノベルっぽさが・・・。もうちょっと陰惨な展開の方があうような気もする。後半があまりにライトノベルで、設定が大きな割に、登場人物が甘甘でご都合的なような。
- 作者: 山田宗樹
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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読むまでもなかった。なんだこれ?どういう類の本にしたかったんだ?
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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宮部みゆきだから、それなりに読める。けれど、共感してぐうっとくるような感じがない。読後感は悪くないのだけど・・・
- 作者: カズオイシグロ
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/04/22
- メディア: 単行本
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で、これはカズオイシグロなんだけど、ついついSF読みしちゃって、そうすると不満。
ネタバレになるけど、これは介護人という職業についているキャシーによって語られる物語。で、これは臓器提供の為に育てられた人間達の物語らしい。臓器提供を行った人を介護するのが介護人。で、そういう人間であるトミーとキャシーは共に臓器提供を目的に育てられた人間でも人間らしい暮らしをさせたい、との思いでつくられた施設で育った二人の物語。
臓器提供の為に子供を育てるなんていうことが許される世界というのは、どう考えてもSFで、そういう社会の成立はどうやって?とか、臓器提供をすることを当然と思う子供はどのようにしてそうした考えを持つようになったのか?とかそいういうことがとても気になるのだ。淡淡と運命に従うのはどうして?どうして抵抗しないの?どうして逃げないの?どうして自分の人生を生きないの?そうした発想を持たない主人公にどうしても共感できない。早川書房から出ているけれど、これはSFという分類には当たらず、多分文学なんだろうけど、どうしてもそうSF的に読んで、不満なんだよね。微妙
- 作者: 三崎亜記
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/11/24
- メディア: 単行本
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以前に、となり町戦争 (集英社文庫)を酷評。それに比べると、随分読みやすい。町と共に消える人々の思いみたいなものが書けている。でも、途中の怪しげな都市についての記述は存在意義がよくわからなかった。でも、2週間前に読んだということもあるが、これについて書く気が起こらない。ということは、今ひとつなんだろう。この人の作品も多分にライトノベル的。真面目な作品に徹するより、思いっきり楽しんで恩田陸的な娯楽作品みたいなのを書いたらどうなるんだろう?
しかし、上記の作品のどれも、実にライトノベル。(カズオイシグロはちょっと違うけど)。もちっと重い本も読まないと、と思ったのでありました。
ま、そういう作品ばかり借りたのは私なんですがね・・・。