hyla’s blog

はてなふっかーつ!

待ってました

 帰宅すると、amazonから本が届いていた。


 まってたのよー。ああ、嬉しい。これで読める〜!


 と、即段ボールを開けて取り出したのは、これ

 



 久々のバレエ漫画ですが、さすがの山岸涼子。おもしろい!特にこの9巻から10巻にかけては、物語が急展開することもあって、もう発売の広告を新聞でみた時から、読みたくて読みたくて・・・・。


 この10巻では、主人公の姉に大きな不幸が襲い来るのだけど、作者はその詳細を語らない。なぜ、彼女はそうした行動をとったのか、その過程をぽんと飛ばして、事実を突きつける。そのことによって、読者もなぜ彼女がそうしたのかと言うことを、繰り返し、繰り返し考えざるを得なくなるのだ。そのうち、物語でありながらあたかも実在の人物のように存在感を感じ、感情移入し、ついつい物語の行方を想像してしまう。うまいねえ〜。この、語らずして語る、というあたりはホントに山岸涼子だ。
 更に1巻で小学生だった主人公は10巻では中2になっている。その成長が、自然に描かれているあたりもすごい。


 そして、物語は10巻で第一部が完。春から第2部が始まるらしいけど、もう今から楽しみ。



 こういう、物語がどう進むか判らなくて、わくわくしながら展開を待つのって、じりじりさせられるけど、でも快感。こういう作品っていいなあ・・・。




 ダヴィンチに連載中と言うことからもわかるように、大人が楽しめる作品です。まだの人は、是非買おう!