アトリの日
朝いつものように、まずは廊下のチェックをしていた。衝突して鳥が死んでいないかどうかのチェック。歩きながら、さっと眼をはしらせると、何かが落ちている。何か小さなもの。枯れ葉か?と思いつつ近寄ってみると、久々に鳥である。
こうなると、まずは記録。そのままデジカメをとりに戻り、遠くから、そして近寄って写真。それから拾い上げて、自席に戻った。
さて、これは何か?大きさはスズメより少しだけ大きな感じ。色は茶色と白が目につく。それから羽はうっすらと緑みを帯びている。
スズメ目・・・だよね。でもって、ホオジロ科?でもホオジロのような模様でもない。
ぱらぱらとフィールドガイドをめくりながら見ていると、やっぱりホオジロ科ではない。そして、どうやらこれらしいと思う物を見つけた。アトリである。アトリは冬鳥で、大きな群れを作ってたんぼにいたりするので、初見ではない。けれど、詳細に眺めたことはないので、何となく自信が持てない。念のために別の図鑑も確認して、それから更に手元にあった羽図鑑で羽の模様も確認した。どれを見ても間違いはなさそうである。これは、アトリ。アトリに間違いない!
でも、今の勤務先でも以前の所でも、もう10年くらい鳥を集めているけれど、アトリは初めてだ。それって、アトリは里には少ないのか、それとも衝突するような飛び方をしないのか。どちらなのだろう。
ちなみに、アトリは外見で雌雄がわかるらしい。でもこれって、雄なのかなあ?今ひとつ自信が持てない。
どなたか、教えてくらはい。