ロバパンを追跡
昼頃、出勤しようとしていたところに(午前中は休みだったから)
「ロバのおじさん、ちんころりん〜♪」
という例の歌が聞こえてきた。
ロバのパン。今年初めてのロバのパン。食べたいなあ〜。
と思ったものの、さすがに車を探すのも面倒だったので、そのまま出かけた。ところが、走っていると、どんどん音楽が近くなる。これは、近くにいる。と見ると、交差点で止まった目の前をロバパンの車が行き過ぎるではないか。
これも運命?
ということで、追っかけてみた。そのうち止まるだろう、と思ったのだけど、これが意外となかなか止まらない。住宅地の細道をとろとろ走るロバパンの後を走り、ようやく近づいた、と思いきやいきなりロバパンの車はスピードアップ!
お〜い。おじさ〜ん。そうじゃなくて、あおってるんじゃなくて、ロバパン売っちくれ〜!
と、ここまで来たからには、あきらめるのもしゃくに障る。そのまま、ロバパンの車を追跡することしばし。どうやって伝えればいいんだ〜?と思いつつ、窓から手を振ってみた。更に、もう一度。そして、ロバパンを追いかけて角を曲がると、ようやくおじさんは止まってくれた。
「何にしますか?」
「ええと、まずチョコパン。それからヨモギは粒あんで。それに何にしようかな?ええと、チーズとクルミ。」
と言うことで、無事ロバパンげっと。
誰にも見られなくてよかった。