hyla’s blog

はてなふっかーつ!

初出勤

ツグミ2羽



 最近は1月3日までちゃんと休みという所ばかりでもないけれど、やはり4日が初出勤の所が多いだろう。私の職場も、3日までは閉まっていて、今日からまた新しい1年が始まる。けれど、だからといって、今日全員がそろって出勤する訳ではない。というか、今日出勤する人は、とても少ない。


 私も実は、今日はまだ休日だった。なんだけど、昼から出かけていったのは、休み中の生き物の様子を見て、餌なり水なりをやるためである。ついでに、正月のあいだ連れて帰っていたネズミも戻そうということで、大荷物を抱えて出かけた。


 今日はまだ、人気があんまりない。建物に入っても、誰もおらず、しんとしている。こういうのは好き。とりあえず、まずはとことこと部屋に向かい、鍵を開けて、ネズミを入れて、それから生き物のチェック。さすがに寒い頃だから、それほど植物の水は切れていない。でも、結構きりきりに成っていたものも合ったから、水をやって、水槽に餌をやって・・・。

 で、一通り作業が終わると、今度は渡り廊下へ向かった。2棟並んだ建物の間の廊下は、ちょうど中庭を横切り、そこに集まる鳥がよく衝突するところだ。休み中は人がいないから、鳥がよく飛んで、よく衝突する。去年も一昨年も正月にあけには何かしら死んでいたので、今年もやっちゃっているかもしれないのだ。


 渡り廊下まできて、まずは廊下の外の西側をチェックする。


 おおっ!やっぱ、何かある。死んでいる。



 慌てて近寄ってみると、これがツグミツグミの仲間は、ツグミにしてもシロハラにしてもトラツグミにしても、飛び方が下手なのかたいてい1年に数羽は死んでいる。ちょうど、敷地ないのクスノキの実にツグミがわんさか集まっているので、予測されたことではある。
 早速に拾って、今度は東側を見てみると、これまた何かある。大量の鳥の羽。と言うことは、鳥が死んで、でもカラスにやられたようだ。とにかく、残った羽を拾い集めた。けれど、かなり少ない。それに何より、本体はどこ?カラスが鳥さんを食べると、食べられない羽と、それから鳥の脚や胸骨、それに翼なんかが残っていることが多い。そういったものがさっぱり見つからない。
 
 
 「残りがどこかにあるはずだし、それにこの時期ひょっとしたら他の場所でも死んでるかもしれない。死んだ鳥さんは、きちんと拾って集めてデータにしたい。そのまま腐ってしまうのは、とてももったいないではないか!」

 
 そう思ったものだから、建物をずうっとそれから歩きまわった。3階、2階、1階。それに中庭や、かつて死んだ鳥さんをみたような場所はくまなくチェックした。すると、3階のベランダで、派手に鳥を食い散らかした後が見つかった。血まみれの羽をまたもや拾い集める。洗剤で洗って、乾かして、とっておくのだ。それから、中庭の茂みをのぞき込んで見ると、もう1羽、鳥さんがみつかった。これまたツグミである。

 

 らっきー!探してみるもんだねー。


 
 と言うことで、2羽のツグミを持って帰り、体重やら体長やらを計測して、それからタグをつけてジッパー式のビニール袋につっこんで、冷凍庫に放り込んで、汚れた羽を洗って、乾かして・・・・。



 更に、自分の席に行くと、机の上には書類があって、レターケースには封筒が入っていて、しょうがないからそれを片付けて・・・
 ということで、気がつけばもう5時。








 繰り返し言うけど、私はほんとは今日は休みなのである。



 休みなんだよな・・・・。