hyla’s blog

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けんびき


 「けんびき」ができた。

 「けんびき」というのは方言らしい。唇の端に水ぶくれができたり、端が切れたり、かさぶたができたり、そういう症状をさして、「けんびきになった。」とか「けんびきができた。」とか言う。全国的には、というか標準的には「口角炎」というものだな。
 

 で、こうした症状は基本的にはビタミンの特にB群の不足によるものらしくって、慌てて薬局でドリンク剤など買ってしまったのだけど、口の端にかさぶたがくっついて、口を開けるとそれがばりばりと裂けてくるのは、不快でしょうがない。岩手から帰ってすぐにできてしまったので、もうかれこれ1週間。ま〜だかな。はやく治んないかな〜。と思いつつ、今日もチョコラBBを飲んでしまった。


 で、こうした「けんびき」というのは、ビタミン不足も原因だけど、疲労も関係していて、疲れると出る、という風に一般に理解されている。こうなると、口の端にはっきりと目立つ「けんびき」ができた私は「疲れとるんちゃう?大丈夫。」とか「早めに帰りよ」とか言ってもらえる。



 実際、今疲れていないか?と言われたら、疲れてるとは思うが、6月〜7月にかけてはもっともっと究極に疲れていて、ほんとの所、よく持ったなと自分でも思う。あのころは、月1回程度休めればええとこって感じだったしねえ。でも、他のみんなも疲れていたとは思うけど、あのころ疲れていても誰も何も言ってはもらえなかった。でも、「けんびき」ができると、気を遣ってもらえる。



 う〜む。



 と言うことは、目に見えてはっきりわかる何かがないと、人間というのは相手の事は判らないものなのだ。風邪を引いてごほごほ言ってたり、足を折って松葉杖をついていたりすると、誰でも同情する。けれど、疲労度というのは、一般に目に見えてはわかりにくい。これが、働き過ぎの原因の一つでもあるだろう。
 いっそのこと、ウルトラマンの胸のランプのように、疲れてくると赤いランプがピーコンピーコンとついたり、特殊なメガネをかけると背中に「疲労度80%、そろそろ限界!」なんて文字が見えるなんて風になったら、過労死なんてのもなくなるんだろうなあ、とバカな事を考えてみたりした。

 
 ちなみにあたしの「けんびき」は昨日あたりから、若干ではあるが、現状維持から縮小気味になりつつある。


 喜んで良いのだとは思うけど・・・・・・。