本を読む
久しぶりに図書館で本を借りた。ゆっくり選ぶ時間もなかったので、これならそう当たりはずれも無かろう、と選んだのがこちら。
- 作者: マイクル・クライトン,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/09/09
- メディア: 単行本
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- 作者: マイクル・クライトン,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/09/09
- メディア: 単行本
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マイケル・クライトンだからねえ、そうそうハズレは無かろうと思ったのだけど、読後の感想は?と言うと、「なんじゃあ、こりゃあ!」という感じ。二酸化炭素の増加による地球温暖化が進行している、というのは実は環境団体やマスコミよる嘘で、更にその恐怖をあおるべく環境団体による環境破壊テロ活動が計画された。それを察知した天才科学者、弁護士は、それを防ぐべく今立ち上がる。ってな感じでしょうか。
地球環境問題については、まあいろいろ異論もあるだろうし、活発に議論することそのものは別に良いことだ。でもなあ、いきなりテロですかい。また、「アタシは環境問題について真剣に考えている素晴らしい善人だ」と思いこんでいる人物が、ことごとく悲惨な末路をたどって死んでいく一方、全く普通人の主人公の弁護士が、どんな危機においても絶対に死なないあたりが、なかなかあざとい感じ。だって、片方は食人習慣の残る島で、生きながら喰われてしまい、一方は南極のクレパスに落ちても死なないんだもんね。
彼の作品でも、昔の作品はこうもっと上品だったような気がするのだけど、なんだかB級SF映画のような感じだ。B級でもそれなりに楽しめるものもあるのだけどこれはねえ・・・。
ということで、とってもハズレ。
「また、つまらない本を読んでしまった。」